AFPになった感想を紹介しています。
どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。2019年1月の試験でFP2級に受かった後、少し経ってからAFPの申請もして、つい先日、AFPの資格を得ました。FP2級は取得したけれど、AFPになる必要ってあるの?と思っている人も意外と多いですよね。そこで今回は、AFPのメリットやデメリット、また私がAFPになった感想について紹介します。AFPを取ろうかどうか迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね!
AFPとは?
AFP(AFFILIATED FINANCIAL PLANNER)とは、FP(ファイナンシャルプランナー)として必要な知識を習得し、常に最新のサービスを提供できる技能を持った人が有する、日本FP協会独自の資格です。AFPの資格認定に必要な要件は、以下の通りです。
・AFP認定研修の講習・修了
・2級FP技能検定の合格
これらの要件を満たしたうえで、申請することによってAFPの資格を得ることができます。また、AFPの上級資格にCFPと呼ばれるものもあります。こちらは、AFPに認定されたうえで試験や研修を終え、さらに実務経験を3年以上重ねた人が取得できます。
AFPの取得の仕方
AFPになるためには、先ほどの要件の通り「AFP認定研修の講習・修了」と「2級FP技能検定の合格」が必要となります。AFP認定研修は、日本FP協会認定の教育機関で受けることができます。具体的には、資格の専門学校や通信教育などですね。本来、FP2級を取得するためにはFP3級を取得している必要がありますが、このAFP認定研修を修了していれば、3級を持っていなくても2級を受けることができるので、AFP認定研修を修了することはAFPになるための最短ルートということができます。
要件を満たした後は、日本FP協会の案内に従い、申請をします。年会費などの支払いを済ませたうえで、必要書類に記入し、本人確認書類を提出することで、申請から数週間ほどでAFP登録キットが届きます。AFPの会員証やバッジなどが同封されており、晴れてAFPになることができます。
AFPのメリット
AFPについては、メリットがあるのか?とよく言われますが、大きく分けると以下のようなメリットが挙げられます。
・信頼度が増し、キャリアアップにもつながる
AFPは、日本FP協会が独自に認定している資格です。FP2級と比較すると、年会費を支払う必要があり、2年ごとの更新も必要ですから、より信頼度は高いといえます。この資格を持つことで、フリーランスの人などはアピールできますし、職場でも活躍できる機会が増えるかもしれません。
・最新情報など役立つ情報を入手できる
AFPになると、毎月「FPジャーナル」と呼ばれる会誌が送られてきます。これには、ファイナンシャルプランナーには欠かせない最新情報などが凝縮されており、常に新しい知識を身に付けることができます。刻一刻と変わるお金を取り巻く状況を把握するのに最適といえます。
・様々な講習を受けられ、人脈作りにも最適
AFPとして登録していると、お金にまつわる講座やセミナーなどの情報も送られてきます。こういった会に参加することで、新鮮な知識を身に付けることができるだけでなく、他のファイナンシャルプランナーの人と交流することができます。人脈づくりやネットワークの構築に有用と言えるでしょう。
AFPのデメリット
AFPのデメリットとしては大きく2つ挙げられます。これからAFPになろうと考えている人は、この点をクリアできるかどうか事前に確認しておくと良いでしょう。
・2年ごとの資格更新が義務付けられている
FP2級は1度取ってしまえば生涯にわたって使える資格ですが、AFPは2年ごとの資格更新が必要となります。お金を取り巻く問題は時代の流れとともに常に変わるため、最新情報を理解しているかどうかが重要なカギと言うことです。更新をするためには、毎月送られてくるテストや講習を受けるなどして、一定の単位を取得する必要があります。
・年会費や資格更新のためのコストがかかる
AFPでいるためには、年会費が発生します。初めての年には入会金として10,000円と、年会費として12,000円が、それ以降は毎年12,000円を納める必要が出てきます。決して安いコストとはいえないので、これからAFPになろうとしている人はこの部分も検討する必要があるでしょう。また、2年ごとの資格更新のための単位取得にも費用がかかります。テストなのか講習なのか等によりますが、こちらも数千円~数万円程度かかりますので、注意が必要です。
AFP登録の際の注意点
ここまで見てきて、メリットの方が多いな!と思った方は、ぜひAFPの申請をすると良いかと思います。でも、コストが意外とかかるのでそこまでは……と思う方は、FP2級の取得までで留めておいても良いかも知れません。なお、この際に注意したいのが「AFP登録の有効期限」です。実は、AFP登録をするためには、有効期限があるのです。具体的には、FP2級に合格した試験日かAFP認定研修修了日のどちらか遅い方の翌々年度末までと定められています。つまり、FP2級かAFP認定研修からおよそ1~2年過ぎてしまうと、AFPに登録する権利を失ってしまうのです。もし有効期限を過ぎてしまったら、再度いずれかの試験を受けなおすことで権利を復活できますが、かなり面倒になるので、どうせなら1回目の合格の際についでに申請してしまおう!というのも一つの手と言えるでしょう。
AFPになった感想
私は、2019年1月の試験でFP2級に合格し、その後AFPの申請をしました。正直なところ、FP2級を取得したタイミングで、AFPの案内は来たのですが、取得するかどうかはかなり長い間迷いました。というのも、入会金や年会費などのコストに対してメリットはあるのか?と疑問に思っていたためです。最終的には、AFPという肩書きに惹かれて取得はしましたが、うまく生かせる場がないと、お金だけ流れ出ていくことにもなりかねないので、自分にとって必要かどうかはよく考える必要があると思います。FP2級を取得したこのタイミングでとっておかないと、有効期限が切れてしまい、将来的に後悔するかも!と思ったのが背中を後押ししてくれた感じです。
実際AFPになってみて、最新情報を得ることができる「FPジャーナル」はとても有用に感じます。毎月届きますから、常に新鮮な情報を取得できますし、トレンドを把握するのにも役立ちます。実際、当ブログの記事の参考にもしていますしね。セミナーや講習は今のところ参加する予定はありませんが、面白いのがあれば参加してみようかな、と思います。年金問題などでお金に関する知識は何かと必要な昨今、ファイナンシャルプランナーの需要はますます増していますから、コストが気にならないという方は、AFPを取得しても良いかも知れません。
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