家庭菜園は節約に有効? 意外なデメリットと元が取れる野菜とは

家庭菜園は節約に有効なのかについてです。

どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。こう見えて私、これまでに様々な農作物を作ったことがあります。トマトやキュウリはもちろん、水菜やトウガラシ、トウモロコシにジャガイモ、サツマイモにスイカまで。学生時代は、家庭菜園が趣味でした。今は虫が嫌いで引退したんですけどねw さて、今回はそんな「家庭菜園は節約になるのか?」というテーマについて書いていきたいと思います。

 

家庭菜園は節約に有効?

家庭菜園とは、自宅などで野菜や果物を育てることを言います。自宅のベランダにプランターを置いて野菜を育てている人を時々見かけますよね。かくいう私も、学生時代にはプチトマトや大葉を育てていました。育てるのは大変ですが、収穫した際の喜びは何もにも言い表せません。けれどもこの家庭菜園、節約にはどれくらい有効なのでしょうか。

一般的に、野菜のタネは数十円から数百円程度で手に入れられますし、苗の場合でもホームセンターなどで数百円から入手できます。たとえば、キュウリの苗ならホームセンターで200円程度で購入できます。キュウリというのは、春に植え付けて夏に収穫できる野菜で、1株あたり15~20本程度が収穫の目安とされています。スーパーでキュウリを購入しようとしたら、当然時期にもよりますが、1本50円くらいですから、20本収穫できれば1000円の価値と同等です。ザックリ言えば、200円の苗が1000円になった訳ですから、800円の節約ですよね。

ただし、注意したいのがそれ以外のコストです。200円の苗を買って放置していたら1000円になる、ってわけではありません。当然そこには、プランターや土などの費用や毎日の水やりの手間なども入ってくるので、単純な節約かどうかと言われると難しいでしょう。ですから、家庭菜園は節約として有効というよりは「家庭の足しになる」程度の認識が良いかと思います。

 

 

ケース別!家庭菜園の特徴

家庭菜園と一言で言っても、畑を借りて本格的に始めるものから、ベランダにプランターを用意してやるものなど多岐に渡ります。それぞれのケースを見ていきましょう。

 

畑を借りて本格的に

地域の畑を借りて本格的にやるのであれば、それなりに下準備や用具が必要です。農具や肥料などは揃えるとかなりの金額になります。最近では、「貸し農園」なども流行っており、週末に趣味で農業をやる人も増えています。貸し農園の場合、月額数千円程度と規模によって使用料が異なり、このコストを超えるだけの生産が出来れば節約として機能するでしょう。本格的な菜園をやるメリットは、作れる作物の選択肢が増えることと、大量生産が可能なことです。プランターでは難しい根菜類や、果物なども作ることができます。ただしいきなり挑戦するにはハードルが高いので、まずはプランターなどで家庭菜園に慣れてからをオススメします。

 

ベランダや自宅の庭で手軽に

最も手軽にできるのが、自宅の庭で畑を作るケースや、ベランダにプランターを置いて家庭菜園に挑戦するケースでしょう。最近では百円ショップなどでも用具が揃えられるので、プランターや土、肥料などのコストも比較的安く抑えられます。初めて家庭菜園をやるのであれば、ここから始めるのが良いですね。小さなプランターであっても、食費の足しになるようなミニトマトや葉物野菜などは作ることができます。最近では、ネットに情報があふれてますから、正しい情報を参考にしながら世話をすれば、失敗も少なくて済みますよ。

 

キッチンの横で再生栽培

大根の葉っぱカイワレ大根などを育てているという人もいるのではないでしょうか。また、ネギなんかも根っこがついているスーパーで買ったものを植えておくと何度も再生して食べることができます。これらは再生栽培と呼ばれ、初期コストをほとんどかけない家庭菜園として人気です。世話も簡単ですし、損することがほとんどありません。いきなり道具を揃えて育てるなんて難しそう、という人はこちらから入ってみるのも良いかも知れませんね!

 

 

家庭菜園のデメリットと注意点

家庭菜園は確かに食費の足しになる側面もありますし、楽しみながら節約ができる魅力もありますが、一方でこれから始めるという初心者の人にはいくつかのデメリットや注意点があります。

・初期コストがかかる

家庭菜園は、とにかく初期コストがかかります。プランター、土、肥料、支柱、スコップ、じょうろなど最初に道具を揃えようとすると、意外にも費用が膨らんでしまうことでしょう。ですが、プランターやじょうろなどの道具は1回きりという訳ではありませんし、長く家庭菜園を続けるほどその初期コストをバックできるほどのリターンを目指せる可能性もあります。家庭菜園を始める際には、最低でも数年続けられるかどうか?と自問してから挑戦しましょう。

・天候や害虫などリスクと隣り合わせ

家庭菜園に限らず、農家のお仕事を想像してもらえば分かりますが、常に天候との勝負です。せっかく育てた野菜も、異常気象で一瞬にしてダメになる可能性もゼロではありません。また、家庭菜園の天敵といえるのが害虫です。ベランダでの家庭菜園は虫を呼び、作物をダメにすることはもちろん、洗濯物に付着するなどの被害を受ける可能性も。害虫防止にもコストがかかりますし、この点を妥協できないと家庭菜園を始めるには難しいと言えるでしょう。

・手間を惜しまない心意気が必要

趣味で家庭菜園をやっている、植物を育てるのが好き、などの理由で家庭菜園を継続しているのであれば問題はありませんが、「節約」を目的として家庭菜園を始める人の中には、途中で挫折してしまう人も多くいます。家庭菜園は、コストを払えば勝手にリターンがあるわけではなく、日々の水やりや手入れが必要不可欠です。こうした手間を面倒と感じてしまう人は向いていないので、始める前によく検討する必要があります。

 

元が取れる野菜

デメリットもある家庭菜園ですが、向いている人にとっては自給自足という感じがして楽しいですし、お子様がいる家庭なら一緒に生育を楽しめますよね。これから家庭菜園を始める!という人にファイナンシャルプランナーとして、節約に役立つ「元が取れる野菜」をいくつか紹介します。

ハーブ類

バジルやパクチーなどの香草、つまりハーブ類は節約に有効な野菜の一つです。というのも、育てるのが比較的簡単で、何度も収穫できるためです。また、スーパーなどでハーブを買おうとすると、高いわりに量が少ないので、自宅で育てた方がコスパは良いという結論です。ちなみに、ホウレン草や小松菜などの葉物野菜も優秀ですが、虫に食われるリスクも高いので注意が必要です。

ミニトマト

子供のころに学校で育てた!という人もいるかと思います。ミニトマトは、プランターで育てることができ、比較的簡単に作ることができる野菜です。1株あたりになる実も多いですし、スーパーでは意外と高いので、自分で育てることでお得に食べることができます。すでに紹介したキュウリなどの夏野菜も実がなりやすいのでおすすめです。

トウガラシ

初心者でも手入れが簡単なのが、トウガラシです。スペースも必要ありませんし、水やりもさほどおおざっぱで問題ありません。トウガラシはスーパーでも売られていますが、中国産だったり、七味で使っているって人も多いですよね。自宅で育てれば、いつでも新鮮なトウガラシでペペロンチーノが作れますね。こちらもたくさん実がなるのでコスパは優秀です。

サツマイモ

プランターで作るのであればそれなりに大きめでなくてはいけませんが、世話が楽でありながら、収穫のしがいがあるのがサツマイモです。サツマイモというのは、やせた土でも十分育ちますし、水やりも頻繁に必要ありません。自宅の庭にスペースがある方や農園を借りている人は、チャレンジしてみても面白いでしょう。

 

以上、家庭菜園と節約をテーマに、ファイナンシャルプランナーが紹介しました。ミニトマトもサツマイモも育てたことがありますが、やっぱり収穫できた時の喜びは素晴らしいですよ。育てるのが好きな人は、楽しみながら自給自足ができますからね。当ブログでは、他にも節約術やお金にまつわる記事を多くアップしています。ぜひ合わせてご覧になっていってくださいね!

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