【初めての案内】株主総会の議決権行使書、出さないとどうなるの?

株主総会の議決権行使書についてです。

どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。先日、初めての株主総会の案内が届きました。株主優待も入っていたので、有難かったわけですが、株主総会の案内の方は難しいことがたくさん書かれていて、正直「?」となりました。中でも戸惑ったのが、議決権行使書というもの。株の投資歴が長い人は慣れたものなのでしょうが、初めての人にとっては「これはどうすれば良いんだ?」と戸惑うものかと思います。そこで今回は、株主総会の案内についてと議決権行使書出さないとどうなるのか?をテーマに書きたいと思います。

 

初めての株主総会の案内が届いた!

株を始めて約1年、丸亀製麺を愛する私の家にも初めてトリドールから「株主総会の案内」が届きました。この時期になると、ツイッターとかで大量の封筒の画像をアップする投資家が多くてびっくりしていたのですが、私の家にもとうとう1通だけど来た!と興奮しました。厚みのある封筒を開けると、中には以下のようなものが入っていました。

株主通信:株主へ向けた案内や事業報告書などが記載されています

定時株主総会招集通知:株主総会への案内が記載されています

株式配当金支払通知書:配当金がいくら支払われたか記載されています

株主優待券:トリドールでは2000円分の食事券でした!

私のように、大金もなく趣味で株を持っている人にとって、この封筒の目玉は株主優待の方でしょう。事業報告書などはパラパラと目を通すくらいです。そんな時、この中に「議決権行使書」というものが入っていることに気付きます。ん、これって出さないといけないの?

 

議決権行使書とは?

そもそも定時株主総会は、年に1回行われるもので、決算の承認や剰余金分配決議、役員の選任決議などが行われます。定時株主総会招集通知は、この株主総会に参加してください!という案内というわけですね。株主総会では、100株を1単元として、1単元につき1票の「議決権」を行使することができます。株主ですから、企業の決定に関わることができるわけです。この議決権を行使する方法ですが、大きく分けて以下の手段があります。

・株主総会に参加して行使する

株主総会に参加する場合、「議決権行使書」を直接持参します。その場で渡し、企業側は株主総会の会場で集まった行使書を集計します。

・株主総会に参加せず書面やネットで行使する

株主総会に参加できない場合や参加を辞退する場合には、議決権行使書のはがきを返送するか、ネットなどで行使することが可能です。

 

 

議決権行使書を出さないとどうなる?

私は今回、トリドールの議決権行使書をはがきで提出しました。しかし、もし出さなかった場合、どうなってしまうのでしょうか。結論から言うと、議決権行使書は選挙などと同じで、出さなければ無効票となるだけです。出さないと無責任だからと言って株主を辞めさせられる、など、悪影響はありません。ただし、滅多にないことですが、多くの株主がこの議決権行使書を出さないことで、決議が行えないなんてこともあります。そうなると、間接的に株価に関係してくるなんてことも考えられなくはありませんね。

ただ、大企業になると、複数単元持っている株主も多いですから、1票が与える影響というのは非常に少ないものです。会社の存続が関わっている場合など一部の例を除いては、出さないという人も結構いるようです。また、たくさんの株を保有していると、この議決権行使書を出すだけでも相当な労力になるとか。とはいえ、議決権行使書を出すメリットもいくつか存在するんです!

 

 

議決権行使書を出すメリット

議決権行使書は出さなくても問題はありませんが、出すことで得られるメリットもあります。

 

株主総会に参加するとお土産がもらえることもある

これは、議決権行使書を持参して株主総会に参加した場合の特典です。企業によっては、株主総会に参加するとお土産や軽食などがもらえることがあります。これを目的に、株主になる人もいるほどですからね。残念ながらトリドールの場合は、定時株主総会招集通知書に「お土産はありません」と記載されていましたが、お土産がもらえる企業も多くあります。

 

議決権を行使した人に特典がある企業もある

株主総会に参加したり、はがきで反応したりして議決権を行使した株主に対して、特典をあげる企業も中にはあります。通常の株主優待とは別に、クオカードや食事券などを配布するところもあるので、出さなくて良いやとスルーしていると損をすることもありますね。

 

株主として経営に参加している実感を味わえる

議決権の行使は、株主に許されている特権とも言い換えられます。せっかく株主になった訳ですから、企業の経営に参加したいと思いますよね。出したからといって決議に影響がある訳ではないかもしれませんが、経営に参加しているという実感を味わうことができるでしょう。

 

以上、株主総会の案内と議決権行使書について紹介しました。私の場合は、少額の資金で、自分の好きな会社を買っているので議決権の行使も興味深いですが、たくさん株を持っている人などは確かに手間ですよね。当ブログでは、他にも株に関する記事やお金にまつわる記事をアップしています。ぜひあわせてご覧になっていってくださいね!

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