災害時のお金はどうする? いざという時に困らないお金の備え

気になる災害時のお金の話です。

どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。日本は地震大国とも言われ、ほぼ毎年のように大きな地震が起きています。ほかにも、津波や集中豪雨など、人々に甚大な被害を及ぼす災害は多いものです。いざそういった事態に巻き込まれた時、困らないように様々な知識を蓄えて備えておくことは大切。そこで今回は、気になる「災害時のお金」をテーマに解説していきたいと思います。

 

災害時にお金は持っていく?

災害時に様々なものを持って避難することになると思いますが、お金も持っておいた方が良いものの一つです。何かあった時に開いている店舗で買い物ができますし、勤め先から自宅へ帰る途中に被災した場合に必要なものを調達したり、公共交通機関が止まってタクシーを使ったりする場面もあるでしょう。避難先に物資などが届けば、お金を使う場面は減る訳ですが、災害が起きてもお金の価値は機能するので、持っていて損はありません。所持金ゼロでは精神的にもストレスになると思うので、必ず、最低限のお金は持っておくようにしたいものです。

注意したいのが、緊急事態の時にお金がないことです。たとえば給料日前のタイミングでちょうど財布にお金がないような場合や、現金主義ではないのでお金を持たない場合などですね。こういった事態においても焦らないように、できれば事前に災害用のお金を用意しておくのが無難です。防災袋などに専用の財布を入れておき、そこに必要な分だけ常備しておくのが最も賢い方法といえるでしょう。

 

 

通帳や印鑑はどうする?

よく漫画などで、災害時に通帳や印鑑を持っていく場面が移りますが、とにかく大事にしたいのは自分の命です。自分の安全を守ったうえで、余裕があれば通帳や実印を持っていくと後々困らなくて済みます。通帳や実印はかさばらないので、財布やお金と一緒に持ち運べると良いですよね。災害時に通帳や印鑑を持ち運ぶところまで頭が回らなそうな場合には、予め、銀行口座番号などお金に関する番号をメモに控えておくというのも一つの手です。

また、同じように通帳や印鑑をどうしても持ち運べない場合には無理して持ってくる必要はありません。災害などで通帳や実印を紛失した場合でも、後々、身分証明書さえあればお金を下ろすことが可能です。つまり、通帳や実印よりも重要なのは、免許証や保険証などの身分証明書ということになります。財布などに入れて、身分証明書は常に携帯して移動するようにしましょう。

 

 

災害時はキャッシュレス決済が使えない?

災害時のことを想像して頂ければわかると思いますが、電力が分断されてしまえば、クレジットカードを使った決済手段は使用できなくなります。もちろん、被災された店舗ではそもそも買い物すらできない状態もありますが、開店しているお店であれば買い物することもできます。そんな時、頼りになるのが現金ということになります。

普段は、こうしたキャッシュレス決済をメインで使っている人であっても、災害時にはいくらかの現金を持っておいた方が良いといえます。電力が復旧すれば、クレジットカードは使用できるようになりますが、使用できない間は現金で対応するのが理想です。停電していれば、ATMすら使えない訳ですからね。具体的には、数万円持っておくと安心です。防災袋などに入れておいても良いでしょう。

また、災害時には電子マネーも実は使えることがあります。決済時に通信が必要なクレジットカードとは違い、オフラインで完結するので、いざという時でも使えるかもしれません。現に、自動販売機などは災害時であっても電子マネーで飲料を購入できるケースがあるようです。スマホに電子マネーが入っている人も、いざという時に使える可能性があります。

 

 

気になる災害時のお金の話

災害時にもっていくお金や通帳、キャッシュレス決済など以外でも、災害時に関するお金の注意点をいくつか紹介しておきます。

・公衆電話用に小銭も持っておこう!

災害時には、ある程度のお金を持っておくことは大切であると書きましたが、すべて一万円札などでは使い勝手が悪い場面もあります。特に、公衆電話や自動販売機などは、お札が使えないこともあるので、小銭を用意しておくことも大切です。なお、公衆電話の中に小銭がいっぱいになってしまった場合には、テレホンカードが重宝するのでこちらも準備しておくと良いかも知れません。

・自宅への空き巣や避難先での盗難に注意!

残念ながら、災害時であっても悪い人というのは居るもので、避難した後に空になった自宅に空き巣に入られたり、避難先で寝ているときにお金を盗難されたりすることもあります。こういった事態になって人を疑わなくてはいけないのは悲しいことですが、油断はしないように注意したいものです。通帳や印鑑を無理に持ってくる必要はないと書きましたが、盗難に備えて身に付けておくのも一つの選択肢ですね。

・お金以外にも日頃から災害の備えを!

当然ながら、災害時にはお金以外にも必要になるものがたくさんあります。というより、お金があっても近くの店が閉鎖していれば買い物をすることもできませんし、お金より重要なものが多々あります。たとえば、乾パンや飲料などの食品、ライトやラジオ、救急箱などです。これらが一式で防災袋などとして売られていることも多いので、家族の人数に合わせて、準備しておくと良いでしょう。この防災袋の中に、災害時のためのお金や小銭などを入れておくのも理想的です。

 

以上、災害時のお金をテーマに紹介しました。こうした知識は、いざという時に生きるので、ぜひ覚えておきたいですよね。当ブログでは、他にもお金にまつわる記事を多くアップしています。ぜひ合わせてご覧になっていってくださいね!

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