注文住宅を建てて後悔していることについてです。
どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。私はこのブログで自分の経験を「新築日記」として書いている訳ですが、マイホームを建ててから約半年が経ちました。新築はやはりとても居心地の良いもので、大きな不満という不満はありません。しかし、半年過ごしていると「ここはこうした方が良かったな」とか「こうしたらもっと快適だったな」とか細かい後悔はあります。これから注文住宅で自分の思うように家を建てる人が同じ後悔をしないよう、私が後悔しているポイントを紹介しますのでぜひ参考にして頂ければと思います。
注文住宅にした経緯
そもそも私が注文住宅にしたのは、ふつうの一軒家とは少し異なる間取りにしたかったからです。一階に両親が住み、二階に私が住むという、いわゆる二世帯に近い形にと。事務所を入れたいという希望もあったりで、建売だと融通が利かないと判断したため注文住宅にしました。しかし、両親含め私たちは全くのド素人。そもそも家を買う人ってだいたいが初めての人だと思うので多くの場合素人だとは思いますが。こちらの希望する間取りを書いて、業者と何度も相談を重ねながら進めていきました。業者がとても親切で、分からないことがあるとこうした方が良いとかこうするのが一般的とか教えてくれましたし、納得いかない箇所があるとゆっくり待ってくれました。
ですから、基本的にそう大きな不満はありません。注文住宅を建てた人の中には、「もう引っ越したい!」とか「こんな家にするつもりじゃなかった!」とかかなり取り返しのつかない後悔をしている人もいるようなので、それに比べたら小さなことです。それでも、これから家を建てる人にとっては参考になるポイントかも知れないな、と思って紹介したいと思います。
注文住宅で後悔している7つのポイント
私が注文住宅を建て、半年住んでから気付いた7つのポイントです。生活スタイルや価値観によっては、失敗とはいえない項目もあると思うので、あくまで私にとって後悔しているポイントであるという前提のもと読んでくださいね。
①玄関の位置
毎日利用する玄関、出入りする場所だからやっぱり真正面だろうと思って配置しましたが、実際に利用してみると、家を出た時に道路を歩いている人と顔を合わせてしまう・家の出入りが遠くからも丸見えなどのデメリットが噴出しました。その分、防犯対策にはなっているんだろうなとは思いつつも、ガチャと家を出ると道路の人の注目を浴びるのは少し気になる点でした。家族は気にしていないようなので、私の性格的な問題なのかもしれませんが、玄関は頻繁に利用する箇所ですし家の顔なので、その位置はよく検討した方が良いと思います。家の中がのぞけないように目隠しをする家や、奥の方に玄関を配置する家も多いですからね。
②駐車場の配置
家を建ててみてから気付いたのが、駐車場の配置の難しさです。私の家は住宅地の中にあり、しかも前の道路がさほど広くありません。駐車スペースはかなり広めにとったつもりですが、それでも家の前の道路でバックして入ってこなくてはならず、なかなかの運転技術が求められます。もし駐車スペースを別の形で配置したり、横ではなく縦にしていたらもっと違っていたかも、と時々思います。両親が年を取り運転技術が衰えた時のことや事故のリスクを考えると、駐車場の配置というのは決して小さくない問題といえますね。
③防音対策
私は以前の家が、鉄筋のマンションで、同じフロアの部屋の音はほとんど気にならなかったので盲点だったのですが、木造の一戸建てだとどうしても隣の部屋や下の階の音が気になってしまいます。下の階にお客さんが来ているとかも分かるし、隣の部屋で妹が電話をしているのも分かります。特に感じるのが、携帯のバイブ音や音楽の重低音などの響く音。下の階で鳴っている音でも、上の階に伝ってくるのです。私はそれなりに神経質なので、こういった音の問題は少しだけ気になりました。木造の一戸建てってこんなに音がするものなのか!と。音が気になる人は、うるさくなる部屋の上下には寝室を配置しない、防音を強める作りにしてもらう、など防音対策をするのも一つです。
④コンセントの位置
間取りやレイアウトを考えている段階では、コンセントの位置も十分検討して大丈夫だろうと判断していましたが、実際に暮らしてみて使い勝手を考えると残念だなと思うこともありました。実際にベッドやテレビを配置してみたら、やっぱりこっちの向きが良いとかこっちの配置が良いとかって、後から変わることありますよね。でも、適切な位置にコンセントが無いと、配置の選択肢が狭まってしまいます。最初の段階ではよくても、実際に暮らしてみて模様替えをしたくなることもあると思うので、汎用性が高く全体的に無駄のないコンセントの配置をするのがベストだったなと思います。小さなことですが、きっちり検討するのが良いでしょう。
⑤自転車置き場
車の置くスペースばかりに目が行ってしまい、家で持っているバイクや自転車のスペースを考慮していなかったことに引っ越してから気付きました。いや、厳密にいうと、スペースは十分あったのですが、「屋根」を設置しておらず、雨の日に困ることになった訳です。自転車屋やホームセンターで売っているカバーを買って対処しているのでさほど大きな影響がある訳ではありませんが、自転車置き場については完全に盲点だったので、しっかり考慮できていれば良かったなと今さら思います。
⑥ベランダの屋根
一階のベランダには屋根が付いているのですが、二階のベランダには屋根が付いていません。まぁ、そもそも雨なら洗濯物を干さないし、浴室乾燥機もあるから別に屋根が無くても良いや、と安易に考えていましたが、屋根がないことで困ることが3つも出てきました。1つは、朝に洗濯物を出して外出し、突然の雨が降った場合にぬれてしまう点。屋根があれば少しくらいの雨でも台無しにはならずに済みます。2つ目が、豪雨の時に窓を打ち付ける音がうるさい点。屋根がないので直接風雨が吹き付けてくることになります。3つ目が、鳥の糞。これが予想外でしたが、なんと鳥の糞が干していた洗濯物についていたことがありました。完全に甘く見てましたw
⑦床の色
前の家が、基本的に畳だったこともあり、新築でフローリングになってから気付いたことがあります。それが、ほこりや抜け毛が結構目立つということ。毎日、掃除機をかける必要があるのは当然だから良いとしても、掃除してすぐにごみが目立つのは困っちゃいます。お客様が来ない家なら自分が我慢さえすれば良い話ですが、頻繁にお客様が出入りする家や綺麗好きな人にとってはストレスになるかもしれません。床の色が白いほどそれが目立ち、暗い色にするほど目立たなくなるので、床の色は少し意識した方が良いと思います。
これから注文住宅を建てるという人で、知識が無くて全くのド素人だという場合には、私のような後悔をしないためにも、こういった本を1冊読み込んでおくと良いでしょう。正直、家を建ててからこういう本があるのか!と本屋さんで発見し、悲しくなった次第です。絶対に、こういった本を読んでおくだけでも、建てた後のイメージがわくので損をしないと思います。
以上、注文住宅で後悔したポイントを紹介しました。これから家を建てる人の参考になれば幸いです。当ブログでは、他にも家を建てた時のことを書いた様子や、それ以外にもファイナンシャルプランナーとしてお金にまつわる記事を多く書いています。ぜひ合わせてご覧になっていってくださいね!