初めての台湾旅行で押さえておきたいことを紹介します。
どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。私は先日、台湾一周旅行へ行ってきました。台北から右回りに花蓮や台東などを見て高雄、そして再び台北へという旅を8泊9日で行ってきました。そこで今回は、私が台湾に行った経験を踏まえて台湾旅行の注意点について、全部で15のことについて紹介したいと思います。これから台湾旅行へ行くという人は、是非参考にしてみてくださいね。
1,交通事情
まず、台湾は右側通行となっています。日本とは反対なので、目の前の車がどのような動きをするか慣れるまで時間がかかるでしょう。台湾の交通事情は、日本に比べるとやや危険です。特にスクーターに乗っている人が多く、交通量も多いので、街を歩いていると危険な場面は度々目にします。クラクションは日常茶飯事です。
それともう一つ覚えておきたいのが、日本は歩行者優先の交通ルールが確立されていますが、台湾は「車優先」です。ですから、街を歩くときは青信号であっても必ず左右をよく見るようにし、車やスクーターが来ないことを確認して動く必要があります。
台湾に着いたときは、スクーターや車がびゅんびゅん飛び交う街並みに驚きました。しかし、大きなキャリーケースを持って移動しているうちに、車優先のルールに慣れるとそこまで怖くはなくなりました。それでも旅行中は、やはり事故には気をつけなくてはなりません。海外で病院にかかると予想以上の医療費になることも少なくないので、安全には十分注意して旅行しましょう。
2,水道水
台湾では、水道水をそのまま飲むことはできません。老朽化が進んでいるパイプも多く、台湾で水道水を飲む人はほとんどいません。ホテルに行くとたいていペットボトルの水が用意されている事が多いので、飲料用にはそれを使いましょう。ただし、飲めないといってもそこまで酷いというわけではありません。ある調査では飲用水の基準に達しているというデータもあるほどです。それでも、パイプの老朽化や貯水タンクの衛生面から飲まないという人が多いわけで、水道水自体がそこまで身体に害があるというわけではないのです。そのため、歯磨きや洗面程度の使用であればなんの問題もありません。
また、水道水は煮沸すれば問題なく使えるということで、カップラーメンやお茶などには水道水を使っても大丈夫だとされています。そうなってくると、夜市などのドリンクスタンドで使われている氷ってどうなの?と思われるかもしれませんが、こちらも直ちに身体に害があるというわけではなさそうなので、氷をそのまま食べないなどの意識をすればそこまで大きく心配する必要はなさそうです。
3,天候
台湾は南国なので、一年を通して温暖な気候となっています。日本のように明確な四季がなく、長い夏と短い冬があるといったイメージです。特筆すべきは、台湾の夏です。日本と同じように湿度が高く、ムシムシする日が多いので熱中症などには気をつけましょう。一方で、8〜9月頃は台風シーズンです。夕立のような急な大雨に見舞われることもあるので、折り畳み傘や雨具などを持っていくと安心でしょう。外を歩いているだけで汗が止まらなくなる台湾の夏ですが、一方で室内は冷房がガンガン効いています。極端にクーラーが効いていて半袖では寒すぎることもあるので、夏に台湾に行く場合でも羽織るものを持っていくと安心です。
4,Wi-Fi事情
台湾や台北では、飲食店やホテルなどでフリーWi-Fiが充実しています。ですが、フリーWi-Fiがセキュリティ面で苦手という人もいるでしょうし、出かけ先でルートを調べたいというケースもあるでしょう。そういった場合には、当然ながらルーターなど各自でWi-Fiがあった方が便利です。私は台湾旅行へ行った際に、ポケットWi-Fiをレンタルしましたが、初めての海外旅行だったのでグーグルマップを使う場面も多く、とても重宝しました。もっと安く抑えたいのであれば、SIMカードを利用するという手もありますね。
5,ホテルの相場
台湾のホテルは、日本のホテルと比較すると極めて安価です。それなりの設備が整っているホテルでも、1泊5000円以下で済ませることが可能です。しかも有り難いのは、台湾のホテルは1部屋あたりの料金設定がされていることです。1泊5000円と記載されていても、2人で泊まる場合には、1人あたり2500円で泊まれることになるわけです。安心して泊まれるホテルの相場は1泊5000〜8000円くらいなので、台湾を旅行する際にはうまく立ち回れば宿泊費を圧縮することができそうですね。
私は8泊9日で台湾を一周してきましたが、値段が安いホテルでも清潔感のあるところがありましたし、高くても建物が古いホテルも有りました。予約サイトなどでよく調査して選ぶのが良いですね。ちなみに私は5つ星ホテルにも宿泊しましたが、価格は20000円くらいでした。2人で泊まったので1人あたりは10000円ちょいですから、日本や他の外国に比べるとかなり安いです。ジムやプールなどのサービスも充実しており、とても快適でした。安い価格で5つ星ホテルを楽しめる機会でもあるので、せっかく台湾に行ったら1泊はそういう経験をするのもアリかもですね。
6,地下鉄(MRT)
台湾には、主に台北市内においてMRT(捷運)と呼ばれる電車が走っています。このMRTでは、電車内でもホーム内でも飲食が禁止されています。食事はもちろん、ペットボトル飲料を飲んだり、アメやガムを食べたりするのでも駄目です。MRT内の清潔さを保つ目的があるようです。日本では軽い飲食をしている人も多いので、旅行時にもついしてしまいそうになりますが、もしMRT内で飲食した場合には罰金がとられることになるので注意しましょう。
実は私も、台湾へ旅行に行ったとき、ついこのルールを忘れてしまい、ホーム内でペットボトル飲料を開けてしまいました。すると警備員の方が声をかけてきて、注意をしてきました。飲む前だったのでセーフでしたが、厳しくチェックをしているようなので、台湾では注意するように心がけましょう。なお、台湾鉄道や台湾高速鉄道(新幹線)では駅弁を始めとする飲食OKとなっています。あくまでMRTでは飲食ができないと押さえておきましょう。
また、台湾では日本に比べて優先席を大切にする風習があります。日本では高齢者などが乗ってきたら優先席を譲るという暗黙のルールがありますが、台湾の優先席は「博愛座」と呼ばれ、若者などは基本的に空いていても座らないのがマナーとされています。旅行者だから仕方ないと思われるかもしれませんが、そうしたマナーがあることは覚えておきましょう。
7,タクシー
台湾旅行をする際には、電車やバス以外にタクシーも交通手段として選択肢に入ってきます。というのも、日本に比べて台湾のタクシーは割安だからです。初乗りは100元以下に設定されていて、それ以降も250mごとに5元加算などとかなり良心的な価格設定です。日本ではタクシーを利用する際にはドアが自動で開くことが多いですが、台湾は自分でドアを開けて乗る必要があります。下車するときも周りに気をつけないと、スクーターと接触する危険性があるので注意しましょう。
また、中国語しか話せない運転手もいるので、目的地を紙に記載したりスマホで目的地を表示したり伝えると便利です。いくつかのガイドブックに書かれていることですが、きれいなタクシーを選ぶようにしたいものです。汚い車体のタクシーの中には、接客態度が良くないものもあります。また、いわゆる白タクと呼ばれる観光客を狙ったタクシーも横行しています。
8,トイレ事情
台湾のトイレは、2017年以前はトイレットペーパーを流すことができないとされていました。水溶性のペーパーではなかったこともありますが、水圧が弱くて流せなかったという背景もあります。今でもその流れで、一部のトイレでは流せないところもあります。ペーパーを流せないトイレの場合、便器のすぐ横にあるゴミ箱にペーパーを捨てることになります。私が台湾に訪れたのは2019年のことで、台湾を一周したわけですが、流せないトイレはごく僅かでした。知らないと戸惑うかもしれませんが、流せないトイレでは必ず掲示があるので、その指示に従えば問題ありません。掲示はたいてい中国語と英語が書かれていますが、イラストでも書かれている事が多いので言葉がわからなくてもなんとなくわかると思います。
また、紙が無いトイレもいくつかあります。駅やホテルのトイレは清潔ですしそうした心配はほぼありませんが、台湾一周する中では紙の無いトイレに出会う機会も時々ありました。入り口で有料で売っているケースや入口で使う分だけ持っていくなどの措置がとられていることもあるので問題ありませんが、万が一に備えてリュックにペーパーを入れて旅をすると安心ですね。
9,味付け
台湾はグルメ大国といわれますが、日本人の口には合わない料理も実は多々あります。その理由といえるのが、味付けです。特に苦手な人が多いのが「八角」で、台湾グルメの定番である牛肉麺・魯肉飯・胡椒餅などには八角が入っていることが多いので注意しましょう。中には小籠包にも入っているケースがあるので、警戒する場合には事前に聞いておくと良いです。
もう一つ、台湾特有の味付けなのが「甘さ」です。特にドリンクに多いのですが、台湾の飲料は基本的に甘いことが多いです。「〜茶」と書かれていても無糖ではない事が多いので、注意が必要です。ドリンクスタンドでは、甘さを選べることがあるので、なるべく甘くしたくない場合には砂糖を少なめに選ぶと良いでしょう。フルで砂糖を入れてしまうと、甘すぎて飲めないなんてことにもなります。コンビニでお茶を買う場合で、砂糖の入っていないものを選ぶなら、必ず「無糖」と書かれたものを選びましょう。
10,ビニール袋
台湾では、買い物をした時のレジ袋が有料となっています。日本でも普及し始めていますが、台湾はスタンダートとなっていますので、袋がほしい旨を伝えなければ基本的にはもらえないことが多いです。台湾旅行へ行く際には、マイバックやビニール袋などを持参していくと良いでしょう。
夜市などでゴミが多く出る場面では、ビニール袋が重宝する場面もありました。夜市では道にゴミ箱が設置されていることも多いですが、食べ終わったものを持ち歩くのは意外にも邪魔なものです。そこで重宝するのが、ビニール袋です。空のビニール袋を持っておけば、いざという時のゴミ入れになるので、リュックなどに入れておくのがおすすめです。
11,コミュニケーション
台湾では主に中国語や台湾華語が使われています。その一方で、日本からの観光客が多いこともあってか、日本語を喋ることができる人も一定数いて、飲食店のメニューなども日本語で書かれていることがあります。メニューも指差しで十分伝わるので、中国語が話せなくても台湾旅行を十分楽しめるでしょう。
私が旅行するときには主に英語を使う場面が多かったです。こちらが中国語が使えないとわかると、台湾の人は英語で話しかけてくれるので、英語がある程度わかればコミュニケーションをとれます。日本語がわからない人は多いですが、英語が分かる人は結構な割合でいました。また、翻訳アプリなどを使ってコミュニケーションを取ることもできました。全体的に優しい台湾の人が多いので、こちらが言葉がわからなくても、身振り手振りなどでどうにかして伝えてくれようとする人が多かった印象です。
12,電圧とコンセント
台湾のコンセントは日本と同じ形をしています。大半の電化製品はプラグなど必要なく使うことができます。ただし、電圧と周波数はわずかに違うので、パソコンなどの精密機器を使う場合には表示をよく見て使う必要があります。もし問題がありそうな場合には、変圧器を持参して対応しましょう。
13,両替
台湾では、屋台や夜市などを想像すればわかるように、現金にしか対応していないお店もまだ多くあります。そのため、カードだけで楽しめる場面は限られてくるため、常にいくらか現金を確保しておく必要があります。両替は現地のホテルや銀行などでもできますが、レートが最もお得なのは現地空港の両替所です。台湾に着いたら、旅行中に必要になりそうな金額分の両替を行っておくのがベストです。
14,チップ事情
台湾ではチップの風習がありません。初めての海外旅行でも心配なく過ごせますね。ただし、レストランによっては、サービス料(服務費)10%が徴収されるところがあるので、会計の際には覚えておきましょう。私が旅行をしたときには、夜市の屋台などではとられることがありませんが、台湾屈指の小籠包の名店・鼎泰豊ではこの10%がとられていました。
15,レシート
日本ではもらわれなかったり捨てられたりすることが多いレシートですが、台湾ではレシートが大切にされます。というのも、台湾のレシートには宝くじが付いているためです。2ヶ月ごとの発表なので旅行の際に楽しめる機会は少ないでしょうが、台湾のレシートはそういった価値があるものだと知っておくと旅行が楽しくなりますね。いらないレシートを寄付できる箱が置いてあるところもあるので、旅行中に要らなくなったレシートはそこに入れておくと良いかもしれませんね。
以上、台湾旅行へ行く前に知っておきたい15のポイントについて紹介しました。いずれも旅行前に知っておけば楽しく過ごせると思うので、ぜひこれから台湾に行く場合には活かしてくださいね。当ブログでは、ファイナンシャルプランナーであるシャチ公がお金にまつわる記事を多くアップしていますが、台湾一周旅行をしたときのことを旅行記として記してもいます。ぜひそちらも合わせてご覧になっていってくださいね!
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