趣味が無いなら株を買え!FPがオススメする理由とは

趣味がないなら株を買うのがオススメです!

どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。先日、趣味が無いという後輩と話をした時に、株の購入を勧めました。もちろん、適当な気持ちで勧めたわけではありませんよ、様々な観点やリスクを説明したうえでです。この後輩がどうしたかは後で話すとして、株には趣味になり得る魅力がたくさんあります。そこで今回は、趣味が無い人に株の購入をオススメする理由を紹介したいと思います。

 

 

株が趣味にオススメな理由

私が株を趣味に勧めるのにはいくつかの理由があります。自分がやっているから相手にも!と意味なく押し付けている訳ではありません。少しばかりの合理性や根拠があってオススメしています。オススメする理由はそのまま株の魅力でもあるので、いくつか見ていきましょう。

 

お金を消費しない

一部の趣味は、お金がかかります。別にお金がかかることが悪いという訳ではありませんし、趣味のためにお金を貯めるというのも計画的で素敵なことです。とはいえ、年金がもらえなくなる!なんて騒いでいる昨今、将来への備えも重要なこと。趣味をしながらお金を貯めることが出来たら、それほど素晴らしいことはないでしょう。株なら、よっぽどの暴落に巻き込まれなければ、基本的には銀行に預けるよりも高い利回りで資産運用することが可能です。

私の体験談にはなりますが、私はそれまで浪費癖がありました。ギャンブルなんかに手を出して、お金を使ってしまう日々があったのです。しかし、株に出会って、欲しい株を買うために節約をし始めたら、浪費癖はすっかり治ってしまい、しかも資産が形成されつつあるという素敵な状況に突入しました。確かに「株を買う」という表現をすると、お金を使っているイメージがありますが、厳密には株式に変えるだけのこと。株式は立派な「金融資産」と見なされますから、お金を消費している訳ではありません。株を趣味に出来れば、お金をなかなか貯められないという人でも、自然と株を買いたいために資金をそちらに回すようになり、資産形成ができるようになりますよ!

 

経済について詳しくなる

買ったり売ったりするだけの株が、なぜ趣味になり得るのか。それは、株を買うにあたって「下調べ」をする必要があるからです。むやみに買っていると暴落に巻き込まれる危険性がありますから、株を買う際にはこれから上がるのか、健全な企業なのかをよく調査する必要があります。株を取引する多くの人が、この下調べに大きな時間を割いています。上場企業の情報が凝縮された四季報を読み込んだり、ニュースに常にアンテナを張って情報収集をしたり。最初は面倒に思うかも知れませんが、やっている内に日課になれば、趣味と言えるでしょう。

また、下調べをしている内に経営や経済に詳しくなれます。今まで聞いたことはあっても意味が分からなかった経済用語や、企業の活動、各国の情勢など、私たちが生活するうえで関わってくるニュースに敏感になってきます。株のおかげで決算書まで読めるようになったら、勤めている会社でもそのスキルが活かされる場面もあるかもしれませんよね。株は単なる趣味にとどまらず、自己成長にもつながるというメリットがある訳です。

 

株主優待で新たな趣味の発見も

株を持っていると、値上がりした時に利益を出せる「キャピタルゲインと、もう1つ定期的に配当や株主優待を得られる「インカムゲインの2つのメリットがあります。リスクを取ってまで値上がりを期待したくない、という人に向いているのが後者のインカムゲイン、中でも「株主優待」です。この株主優待目当てで株を買っているという人も多くいます。株主優待は、株をあるタイミングで持っている人に対して、企業から提供されるボーナスのようなもの。ドリンクセットやお菓子の詰め合わせなどの食品が送られてくることもあれば、会社の割引券が送られてくることもあります。1年に1回か2回のことではありますが、株を持っていればもらえる嬉しい特典です。

実は、私の後輩もこの株主優待を目当てに株を始めることになりました。後輩は、横浜ベイスターズのファンなのですが、「ディーエヌエー」の株主優待が、野球の観戦チケットだという話をしたら、すぐに買います!という流れになりました。本人曰く、株の値動きには興味が無いけれど、持っているだけで優待券がもらえるなら魅力、とのこと。

さらに株主優待は、趣味を発見するキッカケにも一役買いそうです。たとえば私は野球にあまり興味がありませんが、もしディーエヌエーの株を持っていて、野球の観戦チケットが届いたらとりあえず試合を見に行くことでしょう。そこで野球の魅力を知り、野球観戦が趣味になる!なんてことも考えられなくはありません。株主優待で新たな趣味の発見ができる可能性もあるということですね。

 

株のリスクも知っておこう

さて、ここまで株の魅力について紹介してきた訳ですが、何も一辺倒にオススメするわけではありません。株には当然ながらリスクというものが存在します。実際、どんなことを始めるにもリスクって付き物なわけですが、株の場合は特にそのリスクが大きいイメージがあり、なかなか敬遠する人も多いですよね。趣味として株をやる場合の2つのリスクに触れておきます。

 

土日は取引できない

実は株って、土日は取引することが出来ません。もっと言えば、平日であっても9時から15時までしか取引できません。サラリーマンの人からしてみれば、この時間は働いている人も多いでしょう。仕事以外の時間に取引できないんじゃ、趣味にならないじゃん! その通りです(笑。仕事中は取引に専念できませんから、万が一にも仕事中に価格が大暴落しようものならすぐに対応できないという欠点もありますが、指値といって、ある価格で自動的に取引するような設定もあるのでそこは安心してください。

趣味とは言っても、株をやっている人の多くが「株の取引」に時間をかけるのは一瞬のこと。それ以外の時間は、チャートを分析したり、株の銘柄を調べたりしており、研究に掛ける時間が大半です。そういうのが苦で無ければ、別に土日に取引ができなかろうが、趣味としては成立するでしょう。土日に、株に関するデータを集めたり、ビジネス誌やビジネス書を読み漁るのも立派な趣味といえますからね。

 

元本を割る可能性もある

さて、皆さんが心配する大きなリスク「元本割れ」。確かに、用意した資金を割り込んで、お金が無くなるリスクもゼロではありません。この点については、あくまで自己責任で取引する必要があります。現に私も、買っていた企業の不祥事で一瞬にしてお金が無くなった経験があります。とはいえ、FXや仮想通貨に比べれば、ミドルリスクミドルリターンくらいのイメージといえるでしょう。しっかりと下調べを行い、資金の管理を行えばこうしたリスクは減らすこともできます。

ここで大事なのが、リスクに対するリターンの大きさです。ここでいうリスクやリターンは、お金のことだけではありません。今回紹介した、メリットやデメリットも含めたリスクやリターンの話です。元本割れのリスクはあるものの、株を趣味とすることで「資産形成ができる」「経済に詳しくなれる」などのリターンが考えられますよね。しかもリスクは自分の調査次第で管理ができる。この魅力を「お金が無くなる可能性がある」というリスクだけに目を奪われて無かったことにしてしまうのは、なんとも残念なことだと思うんです。

 

株はいくらから始められるの?

ここまでの私の紹介を見て、ほんの少しでも株を始めようと思った方がいたら嬉しいですが、そもそも株っていくらから始められるのでしょうか。何となく高齢者の趣味のようなイメージもあるせいか、大金が必要になりそうな気がしますよね。でも実際、1万円以下でも買える株があるんです!

そもそも株は、100株単位で取引を行うのが基本です。配当金にしろ株主優待にしろ100株を1口と捉えられていることが多く、取引も100株ごとに行います。そして、株の価格は1株の値段で表されます。たとえば、1株2000円の株があったら、これを取引するのに必要な資金は「20万円」ということになります。確かに、任天堂やディズニーなど数百万円が必要な高価な株もある一方で、1万円くらいで買える株もたくさんあります。株の価格だけが企業の価値を表している訳ではありませんから、1万円程度で買える株でも有名企業の株はありますよ! 数万円から始められるというのなら、おこづかいを少し取っておけば始められますし、とっつきやすいですよね。

 

口座開設をして株を始めてみよう

株を始めようと思ったら、まずは証券会社に口座を作る必要があります。この登録する作業が面倒で断念してしまう人も多いのですが、一度作ってしまえばあとは日々楽しく操作できるので、まずはその最初の手間だけでも頑張ってみましょう!

株の全くの初心者で、税金とかを気にするのであれば、「NISA口座」を利用するのがオススメです。NISA口座では、年間120万円までの取引について非課税になります。本来であれば、株で得た利益には税金がかかるので、それが無くなるのは嬉しいですよね。とにもかくにも、始めてみようと思ったらまずは口座開設からですよ!

 

以上、株をオススメする理由について紹介しました。株を趣味にしながら資産を形成していくって立派なことだと思います。趣味が無い人はもちろん、趣味はあるけど将来に備えて資産形成を始めてみたい人はぜひ始めて見てはいかがでしょうか。当ブログでは、他にも資産運用に関する記事やお金にまつわる記事を多くアップしていますので、ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね!

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