20代のつみたてNISA最強説! 銀行預金より積立投資をするべき理由

20代からおすすめしたいつみたてNISAについて、紹介します!

どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。さて、今回は20代向けの資産運用の記事を書きたいと思います。中でも私も実践している、つみたてNISAを紹介します。将来年金がもらえるかも分からないこのご時世、20代からこそ資産運用を始めるべきだと思います! 今回はそんなつみたてNISAについて、20代から始めるメリットやiDeCoとの違いについて紹介します。

 

銀行預金ではお金は増やせない!

銀行にお金を預けている人も多いと思います。昔から日本人は、貯蓄するのが是とされる環境で生きていたこともあり、依然として貯金する人が多くいます。過去には銀行に預けているだけで数%もの利息が付くことも珍しくなく、お金を預けて放っておけば少しはお金が増える時代もありました。でも最近では、日本の銀行の金利はほぼ0に等しく、銀行に預けていても「増える」ことはなくなりました。また、最近では年金がもらえるかどうかも怪しいと言われることもあり、人生100年時代の老後資金は自分で確保するのが当たり前の時代になってきています。

そんな中で注目されているのが、資産運用です。銀行にほったらかしにするよりも、株式投資や投資信託などで少しでも運用して、お金を増やしていくという考え方が徐々に浸透していっているのです。中でも注目されているのが、国も推奨している「つみたてNISAです。このつみたてNISAは、積立投資を基本の考え方としており、初心者でも始めやすくリスクが少ないと言われています。ファイナンシャルプランナーの私としては、ぜひともこのつみたてNISA、20代から始めてほしいと思うのです。人生100年時代、将来のお金を確保するために、若い内にこそ積立投資を始めるべきなのです!

 

 

積立投資を20代に始めるメリット

つみたてNISAは、積立投資の考え方を基本としています。株のように一度に大金を購入するのではなく、毎月少しずつコツコツと貯めていくのが積立投資です。この積立投資を20代に始めることによって、どのようなメリットがあるのでしょうか。今回は4つ紹介します。

 

初心者でも始めやすくリスクが少ない

積立投資は、毎月一定額をコツコツ積み立てるため、リスクが少ない投資方法として知られます。この考え方は投資の言葉で「ドルコスト平均法」と呼ばれています。ドルコスト平均法は、一定期間に一定額を投資し続けることで、相場が上がっているときには少なめに、相場が下がっているときには多めに購入することで、長い目で見ると効率よく運用できるという考え方です。相場を気にせず、いつからでも始めやすいので、初心者に向いているといえます。

 

早く始めるほど複利効果が得られる

積立投資は、運用期間が長ければ長いほど効果が得られるといわれています。それが「複利効果」です。たとえば、1年で5%の利息が付く商品があるとすると、1年目には105%になり、2年目には110.2%、そして10年目には162.8%にもなるというような仕組みです。長ければ長いほど効果を得られるので、社会人になって少し余裕ができた20代に始めることで複利効果を最大限に生かすことができます。

 

貯金の習慣を付けられる

積立投資の良いところとして、金額や配分を決めるのは最初だけで、あとは相場も一切気にせずに運用することができる点があります。投資初心者は、相場を気にするあまり投資がうまくいかないことがありますが、積立投資なら基本的にほったらかしなのでその心配はありません。また、銀行口座から毎年引き落とされる設定をしておけば、いつも色々なところにお金を使ってしまい貯金に回せないという人でも、自動的に貯金をすることができます。

 

将来の資金を増やせる

これからの未来のことを考えてみましょう。ライフプランの中に、多くの人は、結婚や出産、マイホームの取得、子供の教育費、親の介護などたくさんのイベントがあることでしょう。どのイベントでも、ある程度のお金がかかります。そ資金を若い内から貯めておくことで、安心してライフイベントを迎えることができます。20代は交際費などでお金がかかる時期でもありますが、毎月1万円ずつでも貯金できれば、将来的には結構な金額になります。

 

積立投資をするとどのくらい増える?

実際に、積立投資を行った場合にどのくらい利益が出るのでしょうか。たとえば、毎月1万円ずつ20歳から積立投資(年利3%)を行ったとしましょう。銀行預金をしても金利はほとんど0ですからお金は増えず120万円のままですが、積立投資なら、10年後の30歳の時には約161万円にもなります。たった10年で、約40万円もの違いが生まれるのです。もちろんこれは、年利3%という計算をしていますが、投資信託では珍しい数字でもありません。当然、投資ですから年利がマイナスになって元本を割る危険性もあります。しかし、長期で運用することでそのリスクも少なくすることができ、銀行預金を超える利回りを目指すことが可能です。

 

 

つみたてNISAとは?

つみたてNISAとは、年間40万円までなら利益に対する税金が非課税になる制度で、投資商品を少しずつ積み立てて運用するものです。つみたてNISAの非課税投資枠は年間で40万円までとなっています。月に直すと、約33,000円です。非課税期間は、投資した年から最長20年間となっているので、最大800万円までの元本にかかる利益が非課税ということになります。なお、つみたてNISAは投資信託とETFが対象ですが、株を対象に含んだものにNISAがあります。こちらは非課税投資枠が年間で120万円までで、最長5年間となっています。このNISAとつみたてNISAはどちらか一方のみを選択して口座開設するため、両方とも使うことはできません。

 

iDeCoとの違いは?

つみたてNISAに似たものに、iDeCo(イデコ)というものがあります。iDeCoとは、国民年金基金連合会が主体となって運営しているもので、国民年金への上乗せという形で設けられた制度です。こちらもつみたてNISAと同じく、毎月の拠出額を決めて積立投資をするスタイルです。つみたてNISAとの併用も可能なので、資金に余裕がある場合には両方で運用するのも一つの手といえるでしょう。つみたてNISAとiDeCoの違いとして、大きく3つ挙げられます。

・途中で解約できるかどうか

iDeCoは年金という立ち位置なので、基本的には老後になるまで解約することができません。それに対して、つみたてNISAはいつでも解約することができます。大きなイベントの時など、急にお金が必要になった時に手元に戻せるのは良いですよね。ただし、解約するタイミングによっては元本を下回ってしまうこともあるので、時期を見極める必要があります。

・節税効果の大小

iDecoとつみたてNISAでそれぞれ節税の具合が異なります。こればっかりは好みとしか言えませんが、節税効果だけを見ると、iDeCoの方に軍配が上がると言えるでしょう。なお、iDeCoは自営業とサラリーマンなどで掛金の上限金額が異なるので、つみたてNISAとiDeCoのどちらかを利用したい場合には、メリットとデメリットを比較の上、ご自身がどちらの方が合っているのか判断する必要があります。

・手数料の大小

iDeCoを利用するにあたっては、加入時に国民年金基金連合会に2,777円を支払う必要があります。また、運用時にも管理機関などに手数料が発生します。つみたてNISAも当然ながら、投資信託の信託報酬などといったコストはかかりますが、目に見えて手数料としてコストがかかるのはiDeCoの方といえます。

以上、今回は20代向けの積立投資について、つみたてNISAを例に挙げながら紹介しました。ぜひ若い内に、ライフイベントに備えた資金計画を練っておきましょう。

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