意外と知らない!交通傷害保険とは?メリットや補償の対象を紹介

交通事故傷害保険について詳しく解説します。

どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。一言で「保険」といっても沢山の種類がありますが、日頃のケガに対して備える保険に、傷害保険があります。その中でもとりわけ交通事故などに備えることができるのが、交通事故傷害保険です。今回は、交通傷害保険に焦点を当てて、メリットや必要性について詳しく解説していきたいと思います。

 

そもそも傷害保険とは?

交通事故傷害保険は傷害保険の一種ですが、そもそも傷害保険とはどのような補償をする保険でしょうか。傷害保険は、急激・偶然・外来の事故によって傷害を被った場合に補償される保険です。ケガをして入院をしたり、後遺障害が生じたり、死亡した場合に保険金が支払われます。簡単に言うと、「ケガ」に対して補償される保険で、補償の対象となる状況ごとにさまざまな種類があります。今回メインで紹介する交通事故傷害保険の他、普通傷害保険、国内旅行傷害保険海外旅行傷害保険などが該当します。

 

交通事故傷害保険とは?

交通事故傷害保険とは、国内外を問わず、交通事故や建物・交通乗用具の火災による傷害に対して補償する保険です。傷害保険の中でも、乗り物にかかわるケガに対して補償される保険といえます。また、ファミリー交通事故傷害保険というものもあり、こちらは補償の対象となる被保険者を家族にまで増やした交通事故傷害保険となっています。それでは、交通事故傷害保険で保険金が支払われるのはどのようなケースでしょうか。詳しく見ていきましょう。

 

交通事故傷害保険の補償の対象となるケース

交通事故傷害保険で保険金が支払われるケースとして、主に以下が挙げられます。

・乗り物に衝突/接触したことによるケガ

・駅の改札内やホームで転倒したケガ

・エレベーターの火災に巻き込まれてのケガ

交通事故はもちろん、乗り物に関するケガを幅広く補償するのが交通事故傷害保険です。交通事故傷害保険における「交通乗用具」には、自動車やバス・電車のほか、エレベーターやエスカレーターなども対象となります。また交通事故だけでなく、ホームなどの建物の火災によるケガも含まれるのが特徴です。

 

交通事故傷害保険に加入するメリット

交通事故傷害保険に加入するメリットとして、主に以下が挙げられます。

・他の保険金にかかわらず支払われる

通常、ケガをした場合には、健康保険やほかの保険などで保険金が支払われるケースがあります。しかし、傷害保険はそうしたその他の保険金にかかわらず、補償を受けることができます。万が一のときには予想以上の出費がかかるものですから、手厚く備えることができます。

・乗り物を利用する機会が多いと得

普通傷害保険は職業などによって保険料が異なりますが、交通事故傷害保険は職業などによる区別がありません。ですから、リスクがある人ほど入り得ということができます。普段から電車やバスなどを頻繁に利用する人や、職業柄乗り物に触れる機会が多い人などにとってはお得と言えるでしょう。

・普通傷害保険よりも保険料が安い

交通事故傷害保険は、乗り物に関するケガに限って補償される傷害保険です。普通傷害保険に比べるとかなり限定的なケースに対する補償であるため、その分保険料は安くなっています。

 

交通事故傷害保険に加入する際の注意点

交通事故傷害保険に加入する際の注意点として、主に以下が挙げられます。

・対象外となるケガもある

交通事故傷害保険は、交通に関するケガに対して補償される保険ですが、必ずしもすべてのケガに対して補償がされるわけではありません。お酒を飲んで自動車を運転してケガをしたケースや、自転車競技の練習中にケガをしたケースなどについては補償されないので注意が必要です。

・範囲が限られている

交通事故傷害保険は、乗り物に関するケガしか補償の対象になりません。その分、保険料は安いものの、交通に関するケガだけでなく日常生活のケガに対して幅広く備えたいのであれば、普通傷害保険の方に軍配が上がります。

 

交通事故傷害保険に入る必要はある?

乗り物に関するケガに対して補償される交通事故傷害保険ですが、加入する必要性はあるのでしょうか。保険ですから、人それぞれ価値観やライフプランによっても変わってくるでしょう。押さえておきたいのは、交通事故傷害保険以外にもケガに備えることができる保険はあるということです。少し触れた普通傷害保険でも補償の対象になりますし、そもそも全ての人が加入する医療保険(健康保険や国民健康保険)でもカバーすることが可能です。また自動車の事故においては、自動車保険に加入していれば十分という考え方もできます。このことから、必ずしも交通事故傷害保険の優先度は高くないということができます。基本的な保険では満足できない人や、乗り物に関するケガのリスクが高い人などは、加入を検討しても良いでしょう。

 

以上、交通事故傷害保険について詳しく解説しました。限定的な保険ではあるものの、乗り物に関するケガのリスクが多い人は加入しておいても良いかもしれません。当ブログでは、保険を始めとしてお金にまつわる記事を多くアップしています。ぜひ併せてご覧になっていってくださいね。

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