インフルエンザの予防接種は受けるべきでしょうか?
どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。いよいよ本格的に秋になり、インフルエンザのシーズンに突入しようとしています。私は比較的毎年、インフルエンザにかかってしまうのですが、人によってかかりやすい人とかかりにくい人がいるみたいですね。さて、かかりやすい人はこの時期になると「予防接種」を検討するかと思います。でも実際のところ、予防接種って受けるべきなのでしょうか。私はファイナンシャルプランナーなので、医学的なことは分かりませんが、「お金」の側面、特にコスパ面からインフルエンザの予防接種を受けるべきかどうかについて分析していきたいと思います。
インフルエンザの予防接種とは?
インフルエンザは、ウイルスが体内で増殖することによって引き起こされる急性感染症の一つで、発熱やのどの痛みなどの他、肺炎などを併発して重症化する恐れもある病気です。一度かかると、数日間は症状が緩和されるまでかかり、その後は熱が下がってからしばらく経つまで学校や会社などに行くことができません。辛いことはもちろんですが、周りへの迷惑を考えて予防接種を受けておくという人も少なくありません。
ワクチンの予防接種を受けると、インフルエンザを予防する効果が期待できます。重症化を緩和することができますが、インフルエンザに絶対にかからなくなるというわけではないので注意が必要です。なお、インフルエンザは一年中かかるリスクがありますが、ピークは1~3月頃と言われています。予防接種をしてから抗体が完成するまでは約2週間を要しますので、遅くとも12月中旬頃までに受けておいた方が良いといわれます。
予防接種は受けた方がコスパが良いか?
さて、ファイナンシャルプランナーとして、インフルエンザの予防接種のコスパ面です。インフルエンザの予防接種は、病気の治療ではないため、保険が適用されません。費用は、自治体や医療機関によっても異なりますが、全額自己負担となります。私の地域の場合では、だいたい3,500円~4,000円程度が相場となっています。予防接種を受けた時点では、一時的な出費となる訳ですが、コスパを考えるのであれば、リターンを見る必要があります。考えうるさまざまな場合に分けてみていきましょう。
【予防接種を受けずインフルエンザにかかった場合】
もし、インフルエンザにかかった場合、病院代(治療費)がかかります。当然、医療保険によって自己負担額は軽減されますが、初診料、インフルエンザの検査代、抗インフルエンザ薬などを含めると、結構な金額になります。重症化して入院にでもなれば、さらに出費はかさみます。予防接種代を越えてしまう可能性は十分にあります。会社などを休まなくてはいけないため、そうしたリスクを考えると、予防接種を受けなかった場合のリスクはかなり大きいといえます。
【予防接種を受けずインフルエンザにかからなかった場合】
予防接種を受けず、しかもインフルエンザにかからなかったなら、コスパとしては最も優れています。インフルエンザに関わるお金が一切かかっていないわけですからね。とはいえ、絶対にかからないかどうかは予見できるものではありませんし、少しでも不安な場合には備えておきたいところです。
【予防接種を受けてインフルエンザにかかった場合】
予防接種を受けても、インフルエンザにかかるリスクはあります。予防接種代がかかったうえ、治療費も発生してくるのでダブルパンチです。ただ、予防接種をしておくことで重症化は免れるといわれていますので、大きな負担にはつながりにくくなります。予防接種を受けたからといって安心せず、手洗いやうがいなどできる対策はした方が良いでしょう。
【予防接種を受けてインフルエンザにかからなかった場合】
本当であればインフルエンザにかかっていたはずなのに、予防接種を受けたことでかからなかったのだとすれば、コスパは良好といえます。5,000円以上かかったかもしれない治療費に対して、4,000円の予防接種で済んだわけですからね。もともとインフルエンザにはかからなかったのに、予防接種をしただけなら4,000円の損失ですが、予防接種を受けた時点でそもそもインフルにかからなかった可能性は分からなくなりますので、結果オーライとして済ませましょう。
コスパ面からインフルエンザの予防接種を受けた方が良い人
インフルエンザの予防接種について、コスパ面から受けた方が良い人は以下のような人です。
・インフルエンザにかかりやすい人
予防接種は、いわば保険のようなもの。「リスクが大きい」人ほど備えておいた方が良いといえます。毎年かかっている人や、そもそも免疫力が高くない人、かかってしまったら大きな病気を併発してしまう可能性がある人など、かかるリスクがある人やかかった時の損失が大きそうな人については、予防接種を受けておいた方が安心です。
・仕事を休むと収入が不安定になる人
インフルエンザにかかった時の損失は、医療費だけではありません。バイトやパートなど、勤務時間によって給与が決まっている人は、インフルエンザで休んでしまうことで収入が下がってしまいます。1日1万円稼ぐとして5日休んだら5万円の損失です。4,000円の負担で済んだのが5万円の損失と考えると、備えておいた方が安心といえますよね。こうした医療費以外のコストを含めて考えましょう。
・家族などうつしてしまう可能性がある人
家族と同居している場合などは、インフルエンザの感染リスクが高くなります。仮に、家族全員がインフルエンザにかかってしまうと、病院代もかなり大きな負担となります。感染リスクがありそうな場合には、予防接種を受けて備えておくのが良いでしょう。
コスパ面に限らず予防接種は受けるべき!
コスパ面で分析してみると、インフルエンザにかかる可能性がある場合には、予防接種を受けた方が良いという結論になりました。医療費の方が予防接種代よりもかかることが多いですし、仕事を休めば収入に影響する可能性もあるためです。一方で、予防接種を受けるべきというのは、お金だけの側面ではありません。インフルエンザにかかると、身体的にも相当な負担になります。高熱は辛いですし、何のやる気も出なくなりますからね。もちろん、周囲への影響も考えると、万が一インフルエンザにかかってしまった場合の損失は計り知れません。こういった点からも、予防接種は受けておくべきだと思います。
以上、インフルエンザの予防接種について、コスパ面から分析してみました。お役に立てれば光栄です。インフルエンザを始めとする風邪が流行するこの季節、体調管理はきちんとしておきたいですね。当ブログでは、他にも日常のお金に関するネタを発信しています。ぜひ併せてご覧になっていってくださいね。ブックマークなどをすると便利です!
「病院に行かないと損」は本当? 意外に知らない健康保険の使い道
家庭菜園は節約に有効? 意外なデメリットと元が取れる野菜とは
2件のコメント