【5分で分かる】投資用語「ブル」と「ベア」ってどういう意味?

投資用語のブルベアについて紹介します。

どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。株式投資や投資信託に触れる中で、「ブル」や「ベア」という言葉を聞いたことはありませんか。非常によく使われる投資用語ですので、これから投資を始めようという人はぜひとも覚えておいた方が良い言葉でもあります。そこで今回は、投資初心者向けに5分で分かる「ブル」と「ベア」について解説します。

ブルとは?

ブルとは、投資用語では「強気」や「上昇」を意味する言葉です。これから相場が上がるような状況を表現する言葉で、「買い」を意味することもあります。「ブル」というと雄牛のことを意味しますが、これは牛が角をかちあげる様子が上昇相場の状況をよく表すからといわれています。下から上へ突き上げる様子がイメージしやすいですよね。

ベアとは?

ブルとは、投資用語では「弱気」や「下落」を意味する言葉です。これから相場が下がるような状況を表現する言葉で、「売り」を意味することもあります。雄牛が下から突き上げるように攻撃するのに対して、「ベア」つまりは、上から腕を振り下ろして攻撃しますね。上から下へ腕を振り下ろす様子が下落を連想させることからその名が付いたといわれています。

ブルやベアはどういう場面で使われる?

ブルが「強気」、ベアが「弱気」を表すことから、市況を表すのに使われます。株式市場はもちろんのこと、FX(外国為替証拠金取引)先物取引でも使われる言葉です。「ブル」といった場合には上昇局面を表しますし、「ベア」といった場合には下落局面を表します。これから株価が上昇しそうな局面で「これからブルだ!」という表現をしたり、FXで売り注文を入れる際に「ベア」と表現したりすることがあります。

また米国株においては、インベスターズ・インテリジェンス社が提供する「ブルベア指数」というものが知られています。これは、投資家が今の局面をブルと捉えているかベアと捉えているかを表した指数で、強気派が多いほど相場にとって悪く、逆に弱気派が多いほど底が近いと判断される傾向にあります。機関投資家も参考にするほど優秀な指標の一つとされています。

投資信託におけるブルベアファンド

投資信託では、「ブル型ファンド」や「ベア型ファンド」と呼ばれる商品があります。いずれも、基準となる指数の値動きを大幅に上回る投資成果を目指すレバレッジ投資信託で、市場の上昇局面で利益を狙うのがブル型ファンド、市場の下落局面で利益を狙うのがベア型ファンドです。ハイリスクハイリターンな投資信託として知られますが、短期保有かつどんな局面でも利益を上げることができることからうまく使えば大きなリターンが期待できる商品です。

ブルベアに関連する用語もおさらい!

ブルベアに関連する用語として、2つおさらいしておきます。投資初心者でまだ意味を押さえていない!という方はぜひ参考にしてみてくださいね。

ロング・ショート

ロングとは、買いポジションを保有することを言います。今の値段で株や外貨を買って、将来値上がりして売却することで利益を得ることができます。いわゆるブルの時に取る行動ですね。これに対してショートは、売りポジションを保有することを言います。今の値段で売って、将来値下がりした時に買い戻すことで利益を得ることができます。こちらはベアの時に取る行動といえます。

空売り

投資を始めたばかりの人が、頭をはてなにしてしまうのが、下落局面でも利益を出せるという点です。これを空売りと言います。具体的に解説するとすれば、持ってもいない株や外貨を例えば80円でいったん持っていない状態で売ります。持っていないので「空」売りをしています。そして下落したタイミング、例えば70円で買い戻します。すると、結果的に70円で買って80円で売ったことと同じになり、10円の利益が出るわけです。これを空売りといって、信用取引やFXで行うことができます。ベアの局面で取る行動で、上で説明したショートとも同義です。

以上、ブルとベアについて簡単に紹介しました。用語の説明となってしまいましたが、ご理解いただけたでしょうか。投資初心者の方は、空売りなどの言葉とともにぜひとも覚えておきたいですね。当ブログでは、他にもお金にまつわる記事を多くアップしています。ぜひ併せてご覧になっていって下さいね!

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