【5分で分かる】「バリュー投資」と「グロース投資」の違いとは?どちらが良い?

バリュー投資とグロース投資の違いを解説します。

どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。投資を始めたばかりの人は、知らない言葉が多くあると思います。特に株や投資信託でよく目にするのが「バリュー投資」と「グロース投資」でしょう。そこで今回は、5分でご理解いただけるように、バリュー投資とグロース投資の違いについて簡単に解説したいと思います。

バリュー投資とは?

バリュー投資とは、現在の資産価値や利益水準などから評価される理論株価よりも、割安のまま放置されている銘柄に対して投資をすることです。割安株投資ともいわれます。ウォーレン・バフェットの師とも言われるベンジャミン・グレアム氏が編み出した方法といわれています。一般的には、PERやPBRなどが相対的に低い銘柄を対象とするケースが多いです。

バリュー投資の特徴

バリュー投資は、割安株が再評価されて注目をされると大きなリターンが期待できます。ほかにもいくつかの特徴があるので紹介しておきます。

・景気や相場が悪い時も使える

バリュー投資は、安くなっている株を購入する方法です。景気や相場が悪いと、売られ過ぎと考えられる株も多くなります。景気や相場が悪い時でも使える方法なので便利ですが、必然的に逆張りをすることにもなりますので慎重に選ぶ必要があります。

・高値掴みを防げる

バリュー投資は、相場や景気が悪い時にも使える方法で、いわば「底」に近いタイミングで買うのがポイントです。高値掴みを防ぐことができるため、損失を最小限に抑えることができるのが利点といえるでしょう。

・長い目で利益を狙える

バリュー投資は、割安株に注目が集まり、再評価されて株価が上昇するまで時間がかかります。その分、日々の価格変動を意識しなくて済みますが、上がるまでは耐える期間が長くなります。

グロース投資とは?

グロース投資とは、将来の売上高などが市場平均よりも高いといったような、各銘柄の成長性を重視して投資をすることです。成長株投資ともいわれます。ウォーレン・バフェットはこのグロース投資で大きなリターンを得たといわれています。PERやPBRが相対的に高い銘柄を対象とするケースが多いです。

グロース投資の特徴

グロース投資は、成功すればかなりのリターンを狙える魅力があります。ほかにもいくつかの特徴があるので紹介しておきます。

・長期的な投資ができる

成長株への投資は、長期的な投資となることが一般的です。日々の価格変動をあまり意識することなく、急成長をするまで保有すれば良いのは楽ともいえます。ただし、短期的な売買には使えないので、耐える期間が長くなるとも言い換えられます。

・将来を予測するのは難しい

バリュー投資は割安株に対して投資をする方法で、言い換えるのであれば、確固たるデータを参考に投資をする方法です。それに対して、グロース投資は将来に対して投資をする方法で、極論を言えば、未来のことなど誰にもわかりません。それゆえに、判断の難しい手法ともいえます。

・成長が止まると打撃が大きい

グロース投資で恐ろしいのは、成長が止まったり不祥事を起こしたりした時に、反動が大きく出ることです。右肩上がりの株価が急に下がった時の損失が大きくなることもあります。損切りのタイミングが難しく、塩漬けになってしまうリスクも大きいと理解しておきましょう。

バリュー投資とグロース投資どちらが良い?

バリュー投資もグロース投資も、どちらも株式投資で使われる考え方です。過去の投資家はいずれの方法でも成功していますし、一概にどちらが良いと言えるものではありませんが、これまでの歴史を見てくると「バリュー投資」の方の運用成績が優れているというデータもあります。投資初心者から見ても、バリュー投資の方がリスクは少ないと考えられるため、おすすめです。もちろん、何を持って割安とするかの判断は難しい所ですが、企業価値よりも安すぎない?と思う銘柄を購入して、再評価された時に株価が急上昇した時の感覚は嬉しいものがありますよ。

以上、バリュー投資とグロース投資の違いについて簡単に解説しました。どちらを投資スタイルとして採用するかは個人によりますが、いずれも将来の価値に対して安いと思われる株に投資をすることです。賢く投資をして、利益を生み出していきましょう。当ブログでは、他にもお金にまつわる記事を多くアップしています。ぜひ併せてご覧になっていって下さいね。

【5分で分かる】債券と株式の違いとは?投資家目線&企業目線から解説

【簡単解説】利下げとは何のこと? 仕組みや為替や株価への影響

2件のコメント

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です