車検で必ずかかる費用(法定費用)とは?FPが項目を徹底紹介

車検で必ずかかる費用を紹介します。

 

どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。車を保有していると、定期的にかかってくるのが車検時の費用です。少なくない負担なので、車検前に焦らないように注意したいものです。車検時にかかる費用には、どのようなものがあるでしょうか。そこで今回は、車検時に必ずかかる法定費用について解説したいと思います。

 

車検とは?

車検とは、国が定める「継続検査」のことで、公道を走るのに基準を満たしているかどうかをチェックすることを言います。新車を買ってからは3年後、それ以降は2年後のスパンで車検を受ける必要があります。自分で検査をするユーザー車検、自動車メーカーが実施するディーラー車検などがあります。車検時にはそれなりの費用がかかるので、車検の時期に向けて資金を作っておく必要があります。なお、どんな車種でも法定費用はかかりますが、車種によって費用の額が異なります。およその費用も紹介しているので、参考にしてみてください。

 

車検における法定費用

車検において、必ずかかってくる法定費用は大きく分けて3つあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

①自賠責保険

自賠責保険とは、自動車を保有したら必ず加入しなくてはならない強制の自動車保険です。事故を起こした際に被害者を救済するための保険で、すべての人が加入する義務を負っています。加入していないと一発で免停になります。これに対して、民間で加入する任意保険は、この自賠責保険では不十分となる対物や自身の死傷に対する補償をする保険ということになります。自賠責の保険料は、仮に運転していなくても自動車を保有していればかかってくる費用です。

具体的な費用としては、新車購入時かそうでないかで異なります。新車購入時であれば、37カ月分の保険料が一般的で約3.5万円、それ以降は25カ月分の保険料が一般的で約2.5万円となります。普通自動車でも軽自動車でもそこまで大きな違いはありません。

 

②自動車重量税

自動車重量税とは、自動車を保有しているとかかってくる税金で、自動車の区分や重量、経過年数に応じて課税されます。なお、2021年4月30日まではエコカー減税が適用されており、対象車については自動車重量税の減税が受けられます。

具体的な費用ですが、自賠責保険が普通自動車でも軽自動車でもそこまで違いなかったのに対して、自動車重量税は普通自動車か軽自動車によって大きく異なります。軽自動車であれば1万円以下ですが、普通自動車は重量にもよりますが5万円以上かかることもあります。

 

③印紙代

印紙税とは、車検の手続きを行うときに運輸支局などに支払う手数料のことを指します。国へ支払う「自動車検査登録印紙」と自動車検査独立行政へ支払う「自動車審査証紙」が印紙代として請求されます。車種や、車検を依頼する業者が指定工場であるかどうかによっても異なります。具体的な費用ですが、印紙代は数千円程度です。

 

車検時は法定費用以外にも費用がかかる!

法定費用の他にも、車検時にはさまざまな費用がかかります。これらを含めて車検時にかかる費用を見込んでおく必要があるでしょう。

・車検基本料

24カ月点検として、車検時に必ずかかる費用です。測定検査料代行手数料なども含まれています。店舗によっても異なりますが、数万円を見込んでおくと良いでしょう。

・部品交換費用

車検時に不具合が見つかったようなケースでは、部品を交換する必要性が生じます。部品にかかる費用の他、取り付けるための工賃もかかることが一般的です。ディーラーだと純正部品をつけることになり高くなる傾向があります。

 

以上、車検にかかる費用について解説しました。車を保有したら2年毎に必ずかかる費用ですから、コツコツと備えておきたいですね。当ブログでは、お金にまつわる記事を多くアップしています。ぜひ併せてご覧になっていってくださいね!

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