安売りで「お一人様〇点限り」(個数制限)が多い3つの理由とは?

安売りで個数制限が多い理由について。

どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。私たちは普段、生活をする上で様々な買い物をするかと思いますが、その中で「お一人様三点限り」「一家族につき一点限り」などの表示を目にしたことはないでしょうか。私の身近なケースでいうなら、スーパーでの卵の特売や、テレビショッピングなんかで見たことがあります。しかしこの個数制限って、なぜ設けられているのでしょうか? そこで今回は、安売りなどで個数制限が設けられている3つの理由について解説したいと思います。

安売りには個数制限があることが多い?

個数制限が設けられている商品を想像してみてください。恐らく、ほとんどの場合で「安売り」が関係しているのではないでしょうか。卵の特売テレビショッピングでの激安価格など。「お一人様〇点限り」という個数制限の文言には、必ずと言っていいほど安売りが関係しているのです。

しかし、一つ疑問に思いませんか。店側としては用意した数量をさばければ良いわけで、一人一個だろうが、一人で全部買おうが、お店の利益としては変わらないのでは?と。確かにその通りです。単に「売上」だけを見るのであれば、個数制限をしようがしまいが大して変わりはありません。ではなぜ、安売りの場合に個数制限が設けられているのでしょうか。これには、売上という側面だけではない、いくつかの理由が考えられます。

安売りで個数制限が多い理由

安売りで個数制限が多い理由について、大きく3つあります。

①多くのお客様に還元したいから

なぜ「お一人様〇個まで」という制限があるのか?というのをお店に聞いたら、まず回答として返ってくるのがこの答えでしょう。個数制限をすればより多くの人に買ってもらえるのは事実ですし、欲しいと思った人の手により多く渡るのはお店の願いでもあるでしょう。顧客満足度の向上にもつながるかもしれません。転売屋のように一人で何個も買い占める人や、お得を理由に大量買いする人を見ると、多くの人はよく思いませんし、不公平感を感じます。一部のお客様のストレスを回避するためにも、個数制限が設けられるのです。

②より大きな宣伝効果を得るため

なぜ安売りをするのかに立ち返って考えてみると、それは「客寄せ」以外の何物でもありません。そして客寄せは、つまるところが宣伝です。今までお店に来たことのない人を呼び寄せたり、SNSで安売りが話題になればより多くの人に名を知らしめたりすることができます。安売りは、より多くの宣伝効果を生み出すのです。ですから、広告宣伝費と割り切って赤字覚悟の価格設定ができるという仕組みです。この宣伝効果を最大にするためには、一人のお客様だけに大量に手にされるより、より多くの人に入手してもらう必要があります。「多くのお客様に還元したいので」と建前ではいうお店も、実はより多くの宣伝効果を得たいがために個数制限をするというわけです。

③制約を付けることで不信感を払拭するため

この理由は、お客様の心理を突いたものといえます。テレビショッピングを例にすると分かりやすいかも知れませんが、普通、人というのはあまりに安いものに対して不信感を抱きます。タダより怖いものは無い、という言葉もありますが、理由のない安さに対しては不信感を持つものです。もしかして粗悪品なのではないか、売れ残りなのではないか、そう思います。個数制限を付けることでこの不信感を払拭することができます。一人一個ならまぁその安さでも納得、という知らず知らずのうちにお客様は理由付けしてしまうという訳です。

以上、安売りの商品に個数制限がなされる3つの理由について紹介しました。もしかしたら他にも様々な理由があるかもしれませんね。当ブログでは、他にも生活にまつわるお金の記事を多くアップしています。ぜひ併せてご覧になっていってくださいね。

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