結婚式の費用は値切れ! 結婚にかかる費用の平均額と節約のコツ

結婚にあたってかかってくる経費の内訳と平均について紹介します。

どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。20代になると周りの友人がちらほらと結婚し始め、色々な話を聞きます。中でも、結婚式の費用がかなりかかるという話はよく耳にします。そこで今回は、結婚にかかる費用の内訳と平均額、また節約のコツについて紹介します。(今回紹介する平均額は、ゼクシィの結婚トレンド調査2017を参考)

 

 

結婚でかかる費用の内訳と平均額

結婚するにあたっては、様々なお金がかかります。当然ながら、その中でも挙式や披露宴の費用が大きなものですが、それ以外にも細かく費用が掛かります。事前によく見積もっておかないと、幸せな結婚が、費用面で余裕のない残念なものになりかねません。これから結婚を考えている人や、結婚を迎える人は、ざっくりと何にいくら必要なのか、結婚にかかる出費をよく確認しておきましょう。

・結納式

結納式は、婚約を正式に整えるためにする儀式です。両家の結びつきを強めるために行うもので、本人たちと両家で行うことが多いです。結納式には平均20~25万円の費用が掛かります。最近では、結納式を簡易に済ませる略式結納が一般的で、両家顔合わせと一緒に行うカップルもいます。

・両家顔合わせ

両家顔合わせは、結婚の半年前くらいをめどに行うもので、結納式よりもカジュアルなのが一般的です。身内で行うのが基本ですが、費用としては平均6万円程度かかります。

・婚約指輪

婚約指輪は、結婚をする上で男性から女性に贈る重要なアイテムです。婚約指輪にはダイヤモンドが付いたものが選ばれるのが一般的で、結婚指輪よりも高価になることが多いです。昔は給料3ヶ月分などと言われましたが、平均額35万円程度です。

・結婚指輪

結婚指輪は二人で決めて購入するのが一般的で、婚約指輪に比べると予算も下がります。普段使いできるものが選ばれる傾向にあるようです。結婚指輪の相場は、二人合わせて平均24万円というデータがあります。

・挙式/披露宴

結婚費用の中でも大きなウェイトを占めるのが、挙式と披露宴です。どれくらいの規模にするか、どんな会場にするか、どんな形式にするか、などでも費用はピンキリです。多くの人を呼べばそれだけ費用は膨らみますがその分ご祝儀も期待できますし、家族だけでやるならそう大きな費用とはならないでしょう。挙式と披露宴にかける相場は、平均350万円です。

・新婚旅行/旅行土産

新婚旅行は、海外に行く人が多いため、費用としては50万円以上かかることも珍しくありません。だいたい会社を休んで一週間程度行くのが一般的ですが、国内を希望するカップルや新婚旅行に行かないカップルもいて千差万別です。なお、お土産代を含めた相場は、平均約70万円となっています。

 

結婚にあたっての援助とご祝儀の平均

ここまで結婚にあたっての出費の面を解説してきましたが、結婚の際には大きく2つの収入も得ることができます。それが、親からの援助ご祝儀です。親からの援助については、家庭の事情によっても様々ですが、一般的な相場として平均180万円となっています。本来、年間110万円を超える部分は贈与税が発生しますが、結婚にあたる援助については300万円までが非課税です。ご祝儀についても、参列者の数や挙式のスケールによって様々です。平均230万円となっており、結婚費用の半分程度をご祝儀でまかなえる計算です。結婚にかかる総額から、この親からの援助とご祝儀の分を引いて残る部分が、自己負担額ということになります。

 

 

結婚費用の節約のコツ

以上の点から、結婚費用の総額は約460万円といわれています。若いころからお互いお金を貯めていたり、金銭面で余裕がある場合は良いですが、なかなか軽視して良い費用ではありません。そこで、なるべく自己負担額を減らすためにうまく節約することが大切です。今回は、3つのポイントを紹介します。

①こだわる点と削れる点をリスト化する

結婚は二人でする大きなライフイベントです。二人でよく検討したうえで、ここは譲れない!ここにはこだわりたい!など絶対に削減できない点と、切り捨てても良い点をリストアップして共有しておきましょう。家の片づけと同様で、削れる点を思い切って減らす勇気も大切になります。なお、意外と削減しやすい費用は、新婚旅行と挙式のオプションです。新婚旅行は行き先にも寄りますが、格安航空券やホテルの手配の仕方などで安く仕上げることも可能です。また、挙式のオプションの中には不要なものも多いので、しっかり見積もりを出してもらって必要なものだけを取り入れるようにしましょう。

②結婚式場の提案を鵜呑みにせず、値切ってもらう

結婚式場は、人生1回限りのイベントだからと様々なオプションを提案してきます。結婚していった友人たちが声をそろえて言うのが、色々なオプションを付けることで予算が膨らんでしまう、ということです。たった1度のイベントなので奮発したい気持ちもありますが、果たして本当に必要か?という自問自答をして、何でも鵜呑みにしないように注意しましょう。また、式場によっては値切ることが可能なケースも多くあります。過去にその式場で挙式したカップルのレポートや口コミなどを参考にして、なるべく早めに値切り交渉をするようにしましょう。

③新生活にかかる費用を削減する

結婚後は、二人で新生活を始めると思いますが、その際にかかる費用もバカになりません。たとえば、引っ越し代や賃貸住宅の敷金・礼金、家具や家電製品など、挙げればきりがありません。新生活準備費用に掛かる総額は、約70万円ともいわれています。結婚費用とは別に考えがちですが、新生活の費用が負担になることも多いので、あらかじめ考慮しておきましょう。独身時代に使っていた家具はなるべく再利用したり、二人で家賃の予算を決めておいたりと、できうる限りで節約するのがベターといえるでしょう。

 

独身時代から貯蓄を!

ここまでのデータを見てきて、多くの人は自己負担として約50~100万円程度かかることが分かりました。結婚する年齢を30歳手前だと仮定すると、働くようになってから10年足らずでこれだけの費用が掛かることになります。この一大イベントを乗り越えるためには、20代の内からできる限りの節約と、資産運用などで貯蓄を増やしていくことが大切になります。当ブログでは、ファイナンシャルプランナーである私が、お金にまつわるタメになる記事を書いているので、ぜひ合わせて参考にしてみてくださいね!

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