初心者必見の教訓にしたい「投資の格言」8選!その意味をまとめて解説

教訓にしたい投資格言を紹介します。

 

どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。投資を始めたばかりの頃は、いわゆる投資関係の常識や基本的な考え方などが多く、知らないことも多いと思います。一般的な知識が無いことで損をしてしまうこともあるかもしれません。そこで、おすすめなのが昔からよく言われている「投資の格言(相場格言)」を押さえ、教訓とすることです。今回は、投資初心者がぜひとも押さえておきたい投資格言とその意味を5つまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

投資の格言とは?

株を始めとする投資には、昔から言い伝えられてきた投資の格言(相場格言)というものがあります。投資の格言は、短い言葉で投資の性質を絶妙に言い表しており、投資初心者にとっては参考になるものが多いです。投資を始めるにあたって、基礎知識を身に付けるための書籍を読み込むのも大切ですが、こうした投資の格言をいくつか知っておくことは、賢い投資に役立てられる可能性があります。今回は、数ある投資の格言の中から特に参考にしたい8つを厳選して紹介します。

 

教訓にしたい投資の格言8選

投資初心者がぜひとも教訓にしたい投資の格言を、厳選して8つ紹介します。意味も紹介していますので、ぜひ今後の投資の参考にしてみて下さい。

 

①卵は1つのかごに盛るな

「卵は1つのかごに盛るな」は、卵を1つのかごに盛ってしまうと万が一落としてしまった場合、すべての卵が割れてしまうリスクがあるが、複数のかごに分けて盛れば、万が一のリスクを分散することができるという言葉です。つまり、分散投資をして万が一のリスクを回避すべし、という意味です。投資の格言の中では最も知られている言葉で、リスク分散や分散投資は投資の基本とされています。たとえば、1つの銘柄に集中的に投資してしまうと、その銘柄が不祥事などで大暴落した場合、大損になってしまいます。それよりも、いくつかの銘柄に投資して分散した方が良いという考え方です。

 

②噂で買って事実で売る

「噂で買って事実で売る」は、噂が出た段階で株価は上昇する傾向にあり、事実が出た頃には既に織り込み済みとなっており、材料が出尽くしているので売った方が良いという相場格言です。「卵は1つのかごに盛るな」と同じく、投資の格言としては広く知られています。株価が変化する要因の一つに、投資家の噂や期待、思惑などがあります。多くの場合この段階で株価が変動するため、事実で買おうとすると時すでに遅し、といったケースも少なくありません。なるべく先回りして相場を読むことが求められるわけです。「織り込まれる」「材料出尽くし」なども投資でよく耳にする言葉なので、覚えておくと便利です。

 

③売るべし 買うべし 休むべし

「売るべし 買うべし 休むべし」は、投資をするにあたって売り買いをすることは当然ですが、休むことも売買と同じくらい重要であるという言葉です。投資をしていると、今は手を出さない方が良いという局面も多く目の当たりにします。そういう時にむやみに手を出すと、大損につながることもあるため、初心者は手を出さない方が正解ということもあるわけです。休むことで、相場環境が変わって投資のしやすい場面になることもあります。投資をするうえで休むことも重要だということを教えてくれる貴重な格言といえるでしょう。

 

④相場は明日もある

「相場は明日もある」は、取引ができるのは今日だけではないのだから、仮に良いチャンスだと思っても飛びつかず、焦らずに機会を待つことが重要であるという言葉です。冷静さを思い出させてくれる格言として知られ、思い付きや衝動的な注文を一旦落ち着いて考えるときに役立ちます。投資をしていると、機会損失を逃さないようにとつい頻繁に取引をしたくなりますが、「売るべし 買うべし 休むべし」が意味するところと同じように、休んだり待ったりすることも大事であるといえるでしょう。

 

⑤もうはまだなり まだはもうなり

「もうはまだなり まだはもうなり」は、もう底だと思ったタイミングが実はまだだったり、まだ底ではないと思ったタイミングが実はもう底だったりと、思い込みや決めつけで判断すると危険であるという意味の言葉です。投資をしている人ならだれもが経験したことがあることでしょう。相場には天井や底が存在しますが、思惑通りに動くことの方が珍しく、たいていの場合は予想しない動きをします。このため、勝手な決めつけで判断するのではなく、柔軟に立ち回ることが重要であるということです。

 

⑥下手なナンピン すかんぴん

「下手なナンピン すかんぴん」とは、損切りができずにナンピン買いをすると苦しい状況に陥るということを、語呂よく表した格言です。ナンピンとは、下落相場になった時にあえて買い増しをして取得単価を下げる手法のことで、賢く行えばいずれ利益を狙うことができますが、ただ単に損切りができず思考停止で行うナンピンはよくない、と言われています。特に初心者は、損切りの技術を身に付けていないことが多く、損を広げたくないからとナンピン買いをしてしまいがちです。下落相場が続く場合、ナンピンをしても利益を上げることはできず、損失を膨らましてしまうのはもちろん、機会損失にもなってしまいます。考えがあってのことなら良いですが、すかんぴんになってしまう可能性も高いので注意したいものです。

 

⑦人の行く裏に道あり 花の山

「人の行く裏に道あり 花の山」は、多くの人が取るような選択やチェックする銘柄よりも、誰もも取らないような選択や見向きもしない銘柄こそ、お宝が埋もれているという意味の言葉です。簡単に言うならば、人と同じことをしていても稼ぐことはできない、という教訓で、投資判断をするうえで役立ちます。低位株や割安株など誰も見ていないような銘柄が大化け株になる可能性があるという時にも使われます。なお、一般的な考えからそれることが正しいと言う意味の言葉ではないので、鵜呑みにして破天荒な判断をするなど、リスクを広げる行動をしないようにしたいものです。

 

⑧時は金なり

「時は金なり」は、時間はお金と同じくらい貴重なものであるから大事にすべきであるという言葉です。この言葉自体は、ことわざとして広く知られており、投資についても教訓となる言葉です。株などを取引していると、下落相場で損切りをする決断が出来ず、塩漬けにしてしまうことも多くあります。塩漬けをすると、次の上昇相場まで資産を動かせないという欠点があります。投資の世界でこれは「機会損失」と呼ばれ、いつ来るかも分からない上昇相場を待つよりも、下落相場で損切りをして、別の優れた銘柄に投資した方が時間を無駄にしなくて済むという考え方があります。時は金なり、という言葉はこれをうまく表した言葉だということができるでしょう。

 

 

以上、投資の格言について紹介しました。今回紹介した8つの投資の格言は、あくまで私が個人的な観点で厳選したものです。いずれも投資初心者にとっては参考にしたいものばかりですし、これ以外にもたくさん有用な投資格言があります。基礎知識を身に付けることはもちろんですが、こうした投資格言をいくつか念頭に置いておけば、いざという時に役立つかもしれません。

当ブログでは、他にもお金にまつわる記事を多くアップしています。投資に関する内容も多いので、ぜひ併せてチェックしてみてください。

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