国民年金の保険料をクレジットカードで支払うメリットを紹介します。
どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。日本に住む人ならみんなが納める必要のある国民年金ですが、実は保険料をクレジットカードで支払うことができるのをご存知ですか。現金納付や口座振替なども選択できる中で、クレジットカードで納めるメリットは何でしょうか。そこで今回は、国民年金の保険料をクレジットカードで支払うメリットについて具体的に紹介します。
国民年金とは?
日本では国民皆年金と呼ばれ、20歳から60歳のすべての人が国民年金の保険料を納めなくてはならないルールとなっています。きちんと納めることで、老後に一生涯に渡って年金をもらうことができるわけです。国民年金の保険料は、職業によって納め方が異なります。サラリーマンや公務員(第2号)の場合、会社の給与から天引きされているため、自分で手続きする必要はありません。サラリーマンや公務員の配偶者(第3号)についても、相手の制度が負担するため、特段手続きは不要です。自分で納める必要が生じるのは、自営業者やフリーター、学生や無職の人など(第1号)です。毎月定められた保険料を納める必要がありますが、どのような手段があるのでしょうか。
国民年金の保険料を納める方法
国民年金の保険料を納める方法として、主に以下の4つが挙げられます。
・現金での納付
コンビニや郵便局などで現金で納付する方法です。日本年金機構から送られてくる領収済通知書を使って支払うことができますが、毎回納付する手間があり、忘れてしまうリスクに注意が必要です。
・口座振替
銀行口座から自動的に引き落とされる方法です。事前に口座振替の申し出の手続きを行う必要がありますが、残高の管理さえしておけば、納め忘れる心配がない最も一般的な納付方法です。
・電子納付
インターネットバンキングなどを利用して納める方法です。こちらも事前に申し出の手続きが必要です。
・クレジットカード払い
クレジットカードを利用して納める方法です。口座振替からクレジットカード払いに変更する人も増えてきています。どのような利点があるのか、次の段落で詳しく見ていきましょう。
クレジットカードで支払うメリット
国民年金の保険料をクレジットカード払いにするメリットとして、大きく3つ紹介します。
・手間がかからない
現金納付はわざわざコンビニや金融機関に赴く必要がありますが、クレジットカード払いならそういった手間がなく、毎月自動的に決済されます。一度申請してしまえば、あとは忘れることなく納められるので便利といえます。
・ポイントが貯まる
国民年金の保険料の支払いについても、クレジットカード会社が定める一定のポイントが付与されます。水道光熱費や定額サービスなどと合わせれば毎月かなりのポイントが貯まることになるのでお得といえます。
・支出の管理がしやすい
クレジットカードは引き落とし日も決まっているうえに、決済履歴も簡単にチェックできるので、支出の管理がしやすい側面があります。
クレジットカードで支払うデメリット
国民年金の保険料をクレジットカード払いにすることで受けられるメリットも多い一方で、デメリットもいくつかあります。
・最初の手続きが必要
クレジットカードで保険料を納付するには、事前に申請が必要です。申出書を記入して年金窓口に提出することで完了します。ただし、1ヶ月程度かかるので、変更をする際は早めに済ませると良いでしょう。
・分割払いなどはできない
クレジットカード払いでの納付の際は、一回払いのみに限られています。分割払いやリボ払いは選択できませんので注意しましょう。
クレジットカードを活用したお得な方法
ここまで紹介したように、国民年金の保険料をクレジットカード払いにすることで、納付を忘れずに済み、ポイントも貯められるというメリットがあります。加えて、国民年金の納付でお得にするための方法として「前納」があります。前納は、文字通り、毎月納付するのではなく、先に納付する分を予めまとめて納めることを指します。クレジットカード払いはもちろん、現金納付や口座振替でも選択は可能です。6ヶ月前納、1年前納、2年前納から選択することができ、2年前納を選択するとおよそ1ヶ月分の保険料が割引になるという特典があります。クレジットカードを使うことでポイントもたくさん貯まりますし、まとまった資金があって前納できそうな場合には選択するとお得になります。
以上、国民年金をクレジットカードで支払うことについて詳しく紹介しました。すべての人が納める必要のある国民年金の保険料、少しでもお得に納めるためにクレジットカード払いを検討してみてはいかがでしょうか。当ブログでは、他にもお金にまつわる記事を多くアップしています。ぜひ併せて参考にしてみてくださいね!
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