確定申告の還付金はいつもらえるのかについてです。
どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。確定申告では、個人事業主の納税や納め過ぎた税金を取り戻す手続きができます。もし還付金がもらえる立場になった場合、確定申告からどれくらいでもらうことができるのでしょうか。そこで今回は、実際に還付金を何度かもらったことのある私の体験談も交えながら、還付金の戻る時期と最短でもらうポイントを詳しく解説します。
還付金とは?
還付金とは、すでに納めた税金について納め過ぎが発生した場合に戻ってくるお金のことです。会社勤めをしている人などの所得税は、給与から天引きで源泉徴収をされているのが普通で、徴収される段階では見込み額となっています。その後、住宅ローン減税や医療費控除などで、本来納めるべき税金が少なくなった場合、確定申告をして還付金を取り戻すことができます。
還付金の受け取り方法は、大きく分けて2種類あります。一つが、銀行口座を指定して振り込んでもらう方法。便利なので、多くの方がこの受け取り方法を選択しています。もう一つが、国庫金送金通知書が届くのを待って、郵便局などで直接受け取りに行く方法。こちらは取りに行く手間がありますし、その分手元に還付金が戻るタイミングにラグがあるといえます。より早く還付金をもらうなら、口座振替を選択するのが無難です。
還付金はいつ戻ってくる?
還付金がいつごろ戻ってくるのか、という点については気にしている方も多いでしょう。結論から言えば、確定申告書の提出から1カ月から1カ月半かかります。実際、私も過去に何度か還付金をもらう機会がありましたが、確定申告書の提出から1カ月程度で指定した銀行口座に入金がされていました。2カ月くらいかかるかなと覚悟していると、1カ月程度で振り込まれており、思いのほか早かった印象です。提出方法や提出時期などによっても幅があると聞きますが、一般的には1カ月から1カ月半、遅くても2カ月以内には還付金が戻ってくるといえます。
還付金をなるべく最短でもらうポイント
還付金をできるだけ早くもらうためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
・申告書をできるだけ早めに提出する
確定申告の提出は、2月16日から3月15日までと決められていますが、実は還付申告については、その年の翌年1月1日から5年間にわたって提出することができます。つまり、2月16日を待たずに提出することができるのです。2月16日以降に提出する場合でも、なるべく早めに提出することをオススメします。〆切間近になると、税務署がさばく申告書の量が増えるのでその分時間がかかることになります。処理に追われない早い時期に提出した方が、還付金が戻ってくるスピードが幾分早くなるといえます。
・電子申告e-taxで提出する
還付金が戻るのが1カ月~1カ月半というのは、あくまで税務署に持参した場合や郵送した場合です。より早く還付金をもらいたいなら、電子申告のe-taxを使うことをオススメします。紙申告よりも早く処理されますし、還付金の処理状況をネット上で確認することができるので安心です。
・不備のないようにする
当然ですが、提出する申告書に計算ミスがあるなど不備があると、修正する必要が出てきます。還付金は、正しい申告がなされた場合に戻ってくるので、ミスがあるとまたやり直しになってしまいます。そうなれば還付されるまで相当な時間がかかるため、最初から適切な申告を心がける必要があるでしょう。
還付金が振り込まれない場合はどうする?
ただしく申告をしたはずなのに、確定申告から1カ月~1カ月半を過ぎても、還付金が振り込まれないケースもあるでしょう。この場合、税務署に確認するようにしましょう。一般的に、還付金が振り込まれる前後で、国税還付金振込通知書が自宅に届きます。この通知書が届いていないかどうか、指定した銀行口座に振り込まれていないかどうか、きちんと確認した後で税務署に聞いてみましょう。担当者のミスや申請書類の不備などが考えられます。
以上、還付金はいつもらえるのかをテーマに、詳しく解説しました。確定申告をした後は、1カ月~1カ月半を目安に待機しましょう。当ブログでは、他にもお金にまつわる記事を多くアップしています。確定申告に関連した記事も多いので、ぜひ併せてご覧になっていってくださいね。
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