内覧会のときのことを新築日記として書きました。
どうも、シャチ公です。注文住宅でマイホームを建てた時に、内覧会というイベントがありました。内覧会では、正しく家が出来ているかチェックをしたはずなのですが、生活してみて出てきた不具合もいくつかありました。そこで今回は、これから内覧会を迎える人のために、私が内覧会で見逃してしまったポイントと内覧会のコツについて紹介します。
内覧会(施主チェック)とは?
内覧会や施主チェックとは、引渡しの少し前に新築が正しく建築されているかどうかを、施主(買主)がチェックするイベントです。だいたい、引渡しの1~2週間前に行われることが多く、ここで施工不良やミスが発見されると、引渡しまでに直してくれます。逆に言えば、この内覧会が最終チェックとなるので、施主は設計図通りに正しくできているか入念に確認する必要があります。
ちなみに、内覧会というと販売会社が行うオープンハウスのことを指すこともありますが、今回は新築を建てた際の竣工検査のことを言います。内覧会は業者によっても様々ですが、1時間程度の時間を要することが多いです。内覧会では、不具合のチェックを行うだけでなく、カーテンのサイズや家具の採寸を行って、引渡し日に備えることも重要です。
内覧会で見落としてしまったポイント
私がマイホームを購入したときに、内覧会で見落としてしまったポイントをいくつか紹介します。なお、私はそこまでこだわりがなかったですし、あとから気付いたものは「まぁ仕方ないか」というスタンスの性格なので、業者に伝えたら直してもらえたものもあるかもしれません。
・ドアの上の着色
まず大きな点で見落としていたのが、ドアの上の着色です。うーん、こういうデザインなのか分からないのですが、家の中の廊下や部屋を仕切る白いドアの上だけ塗装がしてなくて、木目が露わになっていたんです。ドアの上なんてあまり見る機会ないですが、階段から降りるときに1階のドアが開いていると上がチラッと見えるので、その時に気付きました。内覧会の時に気付いていればその場で確認できたな、と思いました。
・トイレの水流
これも少し生活して気付いたのですが、トイレの水を流した時に、トイレ上部の手洗い場のところの水の出が非常に悪かったです。これについては、あとからトイレのメーカーに電話して確認したのですが、新築で設置した際に水が流れるフィルターにホコリなどがたまっている可能性があると指摘されました。自分でなんとか手入れをして改善できましたが、内覧会時に水を流すなどして確認しておけばよかったなと思いました。
・フローリングの削れ
少し生活してしまうと、フローリングの傷や削れは、これって最初からついてたのかな?と思ってしまうものです。フローリングのど真ん中にあれば気付きやすいですが、壁寄りの端やドア沿いのところなど、見落としがちな箇所に削れがあることが多かったので、これについてもよく確認しておいた方が良いと思います。
・接着剤のはみ出
階段の段差の隙間に、接着剤(シーリング材っていうんですかね?)の糸を引いたものみたいなのが残っていました。金属のへらみたいなので削ればすぐに取れるものですが、階段の隙間や床と壁の間などスキマにこういった接着剤が糸を引いたようなところが多かったので、確認不足でした。
・コンセントの位置
コンセントの位置が思ったより不便だった、ということは生活を始めて良く感じたことです。恐らく、設計図の段階で配線やコンセントの箇所については指摘できたと思うのですが、こればかりは実際に生活してみてから感じられるもの。こんな位置じゃ家具の配置が思うようにいかないとか、ここじゃ水が飛んで危ないとか。内覧会というよりは、できれば設計の段階で指摘したり要望を伝えたりできたら良かったです。
・壁紙の色
壁紙の色や配置についても、見落としがちなポイントの一つだと思います。内覧会だとあまり気にしていませんでしたし、実際生活してから、ん?ここはこんな色だったのか?と気付いても、そんんなにこだわっていなかったこともあり、正直あまり気にしませんでした。壁紙にこだわって家を作った人は、内覧会でよくチェックする必要があるでしょう。
損をしないための内覧会のコツ
私が内覧会を実際に経験したうえで、損をしないために必要だなと思ったポイントがいくつかあります。これから内覧会を迎えるという方にはぜひ参考にしてほしいと思います。
・必要な道具を準備しておくこと
内覧会に手ぶらで参加するよりは、いくつかの道具を予め準備しておくと良いでしょう。設計図やチェックリストを印刷してバインダーに挟んで持っていくと便利です。また、設計図通りにできているかを測るメジャーや、指摘箇所を覚えておくためのカメラやスマホ、ふせんなどもあると良いでしょう。新築の床は冷えていますし、木くずなど細かいほこりがあることもあるので、スリッパも持参しておくと良いかも知れません。
・内覧会には複数人で参加すること
内覧会に参加する際には、できるだけ複数人で参加するようにしたいところです。1人で内覧会に挑むと、その分気付ける範囲も狭まりますし、業者相手に委縮してしまって正しくチェックができないこともあります。複数人で参加すれば、見える範囲も増え、業者に対して指摘もしやすくなります。最低でも、夫婦や家族などと一緒に参加して、複数人でチェックするようにしましょう。
・オンオフや開閉はすべて確認する
生活するうえで使う箇所については、すべて確認しましょう。電気のスイッチのオンオフ、クローゼットの開閉や、風呂やキッチンの水道を出したり、トイレを流したり、そういった点を忘れずに確認する必要があります。鍵が閉じなかったり、水道の出が悪かったり、意外と後で気付くポイントもあるので、内覧会の時に必ず見ておきましょう。
・内覧会は業者に頼んでも良い
内覧会や施主チェックは、専門の業者に頼むという手段もあります。業者に頼むとその分コストはかかりますが、チェックのプロが設計図通りできているか、施工不良はないかなど正しく検査してくれます。大きな買い物なので、自分でチェックするのは不安という人は、最後のチェックも業者に頼んで安心するというのも一つの方法かもしれません。
内覧会は入念にチェックを!
内覧会や施主チェックは、業者によって様々なスタイルですが、細かなところまで入念にチェックしましょう。業者に遠慮して、あまりチェックしなかったり、細かな傷に目をつぶってしまったりすると、生活してから困ることになります。内覧会は妥協せずに行うことが重要です。ただし、あら探しをするような感じやミスを見つけて突っかかるようだと、業者から見て印象はあまりよくありません。あくまで、お金を払って正しい商品を受け取る権利として、設計図通りきちんとした家が建てられているかを確認しましょう。
また、生活してから後で気付いたものについては、明らかに施工時の不良である場合を除いては、責任の所在が分からなくなるため、対応してくれないケースもあります。特に床のきずなどは、引渡しより前に付いていたのか、生活したうえで付いたものなのか判断が難しいので、必ず内覧会で指摘するようにしましょう。
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