【新築日記】ローンを繰り上げ返済!最大限の効果を出すための3つのポイント

繰り上げ返済をした時のことを記事にしました。

どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。私はマイホームを親と一緒に購入しましたが、その直後に祖母の遺産などでほんの少しまとまったお金ができたため、一部繰り上げ返済をすることにしました。今回は新築日記として、繰り上げ返済をした時のことを中心に、繰り上げ返済で損をしないためのポイントについて紹介します。これから繰り上げ返済を検討している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

繰り上げ返済とは?

繰り上げ返済とは、まとまったお金ができた際などにローンの返済を早め、前倒しで支払いをすることです。全額繰り上げ返済一部繰り上げ返済があります。前倒ししたことで、将来にかかる利息を減らすことができる分、当初予定していた総返済額も減らすことができます。金利や返済期間によっては、繰り上げ返済の効果はかなり大きくなるので、まとまったお金ができて余裕ができた場合にはローンの繰り上げ返済を検討してみても良いかもしれません。

 

 

繰り上げ返済の効果

私が今回繰り上げ返済したのは、金利が約3%の銀行が用意した住宅ローンの一部です。フラット35に付加して借りたローンで、35年間返済するものです。借入額は250万ちょいでしたが、35年トータルでの総返済額はなんと400万円にものぼります。ということで、早く返しておきたかったんですよね。借入額が少ないからといって甘く見ていると、トータルで150万円も利息に支払うことになる訳です。お金に詳しくない親は、フラット35の方から返したかったようですが、それよりも金利が高いこの少額ローンの方を返すように提案しました。

今回はまとまったお金として、100万円を返済することにしました。100万円を繰り上げ返済したことで、このローンの残額は150万円になり、35年で支払う総額は約240万円。つまり、利息は90万円ということになります。100万円繰り上げ返済することで、払うべき利息分が150万円から90万円へと、60万円も引き下げることに成功したのです!

 

繰り上げ返済の効果を最大限利用する3つのポイント

私のケースのように、繰り上げ返済を効果的に利用することによって、利息で支払わなければならない分を大幅に削減することが可能です。しかし、こうした仕組みを理解していないと、思わぬ損をする羽目になります。そこで、今回はそんな繰り上げ返済の効果を、最大限に利用するための3つのポイントを押さえておきましょう。

 

①利率の高いものから優先的に返済する

2つ以上のローンがある場合には、金利の高い方から優先的に繰り上げ返済を行うのが普通です。これは住宅ローンに限らず、カードローンや教育ローン、車のローンなども同じことです。当然ながら、金利の高いものの方がその分多く利息を取られてしまいます。そのため、金利の高いものを優先的に繰り上げ返済し、少しでも元本を減らすのが効果的な方法です。

たとえば、100万円を10年ローンで借りた場合、金利1%なら総返済額は約105万円ですが、金利が5%になると総返済額は約127万円にも増えます。借入額が多いとこの差はもっと開くことになります。利息は毎年かかるので、少ない金利だからと油断せず、総額でいくら支払うことになるのかシミュレーションしておきましょう。

 

 

②返済期間の長いものから優先的に返済する

金利と同じく恐ろしいのが、返済期間です。2つ以上のローンがあって金利が同じくらいなら、返済期間の長いものから優先的に返しましょう。利息は毎年発生するので、返済期間が長いほど総返済額は膨れ上がります。私のケースでも、わずか約250万円の返済を金利3%で35年かけてすることによって、総返済額は約400万円にもなるわけです。利息に150万円も支払うことになるため、返済期間が支払総額に与える影響はかなり大きいといえます。

ただし、返済期間が長くても金利が低い場合には、長い方から返せば良いかというと一概にそうとも限りません。複数のローンを持っていて、どちらを繰り上げ返済したら良いのか悩んでいる場合には、必ず返済額のシミュレーションを行い、どちらが効果的なのか見極めるようにしましょう。

 

③期間短縮型を選択する

繰り上げ返済には、大きく分けて「期間短縮型」と「返済額軽減型」の2種類があります。期間が短縮型は、毎月の返済額を変えずに当初予定していたローンの年数を少なくする返済方法で、短くした年の利息がかからない分、総返済額を抑える効果があります。一方、返済額軽減型は、ローンの年数を変更せずに毎月の返済額を減らす返済方法です。毎月の返済が厳しい人や返済期間は変えなくても良いという人に選ばれます。特にこだわりがない場合には、総返済額を減らす効果が高い期間短縮型を選択すると良いでしょう。

 

今回は、私の経験から繰り上げ返済のポイントについて紹介しました。なお、繰り上げ返済は目先の生活が困らないように余裕を持って行う必要があります。繰り上げ返済を行うことで、本来かかる予定だった利息分を減らし、総返済額を抑えることができるので、ローンがあって資金に余裕ができた場合には検討してみましょう。

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