洗濯にかかるコストと節約のコツについて紹介します。
どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。一人暮らしをしていて、毎日の家事をしているとふと気になったことがあります。洗濯って一回いくらくらいかかるんだろう?という素朴な疑問です。そこで今回は、浴室乾燥機やコインランドリーなどを含めた選択にまつわるお金のことをまとめてみました。
洗濯機はいくらが相場?
一人暮らしなら、洗濯機に必要な容量は3~6kgくらいだと思います。縦型の洗濯機なら、家電量販店でも3万円くらいから購入することができます。ファミリー用の7kg以上洗濯できるものだと、5万円以上するのが普通です。また、縦型ではなくドラム式なら20万円くらいするのも珍しくありません。ドラム式は、乾燥の手間が省け、水道代も安く抑えることができるので長期的にみるとお得です。数年で引っ越す予定がある一人暮らしや、初期コストを抑えたい人は縦型でも十分でしょう。
なお、最近ではニトリなど家電量販店ではないところで、安く白物家電が売られているケースも多くなりました。たとえばニトリのプライベートブランドの洗濯機なら、6kgで25,000円前後で販売されており、一人暮らしの人や家具家電の購入費を抑えたい人にはおすすめです。家電量販店だけが洗濯機の選択肢だけではないので、購入する際には価格や機能を比較して自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
洗濯一回あたりの電気代・水道代は?
最初にかかる洗濯機代はすでに紹介しましたが、実際今後の生活で負担となってくるのが、洗濯一回あたりの電気代と水道代でしょう。節約する時にはこうしたランニングコストや固定費をよく考える必要があります。まず、電気代は1回あたり約2円といわれています。それに対して、水道代は1回あたり約30円くらいです。なおドラム式の場合は約20円くらいなので、1回の洗濯で縦型とドラム式で約10円の差ができることになります。当然ながら、洗濯機の機種や機能などによってもコストは異なりますが、ザックリ1回あたりの洗濯には電気代と水道代を合わせて、約32円くらいかかると覚えておきましょう。もし毎日洗濯をする場合には、32円×30日で約1,000円もかかる計算になります。
浴室乾燥機は高い?
お風呂場に浴室乾燥機がついている家では、洗濯の乾燥をお風呂で行っているという人もいると思います。洗濯物を外に干したくない女性や、雨の日などに便利な機能ですよね。花粉や虫もつかないので、使っている人も多いのではないでしょうか。しかし、実は洗濯にかかるお金の中で洗濯乾燥機は最も高いのです。洗濯乾燥機を3時間使ったときにかかる電気代は、約100円といわれています。ドライヤーや電子レンジのように熱を発する家電は、ワット数が高く長時間使用すると電気代がかかりやすくなります。もし毎日浴室乾燥機を使っている人がいたら、月3,000円ものコストがかかっている計算になります。節約したいなら、必要な時だけ使うのがよさそうですね。
コインランドリーはいくらかかる?
家に洗濯機がない人や洗濯機が故障した場合など、コインランドリーを利用するケースがあります。コインランドリーの相場は、洗濯で300~500円程度、乾燥で500~800円程度といわれています。業者や店舗によって大きく異なるので一概には言えませんが、洗濯から乾燥まで利用しようとすると、約1,000円かかる計算です。たまにしか洗濯をしない人はコインランドリーを利用する方がかえって得かも知れませんが、中長期的に見たら自宅に洗濯機を買って自分で選択する方が圧倒的に節約といえるでしょう。
洗濯にかかわるそのほかのお金
洗濯をする上では、最初の洗濯機代とランニングコストとしての電気代・水道代のほかにも、思わぬコストが発生します。まず、日ごろ使う「洗剤」のコストを忘れてはいけません。商品によって差がありますが、1回あたり20~30円くらいかかります。洗濯1回の電気代と水道代がこれくらいですから、意外に大きなコストですよね。柔軟剤などにこだわりがある人は、もっとかかっていることもあります。また、「維持コスト」もあります。洗濯機は長く使っていると、カビなどが発生することがあるため、洗濯槽クリーナーなどで手入れをする必要があります。それから万が一に故障した際には「修理代」もかかります。このように、洗濯をする上では様々なコストがかかることを忘れてはいけません。
洗濯するうえで節約するコツ
・長く使うならドラム式も検討を
1日あたりのランニングコストが、約10円違う縦型とドラム式。毎日洗濯をするのなら、1年で3,650円の差が生じます。さらにドラム式は、乾燥機能まで兼ねているものもあり、浴室乾燥などを行わずに済みます。正直、安く抑えたいだけなら縦型の方に軍配が上がりますが、長く使う予定がある場合や機能性の高さを求める場合には、ドラム式の方がコスパが良い可能性もあります。
・洗濯量を減らす工夫を
洗濯機は回すたびに約32円のコストがかかるので、できるだけ洗濯量を減らす工夫をしましょう。部屋着などは数日にわたって着るなどすれば、一人暮らしなら洗濯を毎日しなくても済むかもしれません。また、洗濯は少量をこまめにやるよりも、まとめてやる方が節約になります。
・お風呂の水を再利用する
洗濯機の機能に、お風呂の残り湯を使える機能があれば、率先して利用しましょう。1日20円近くかかる水道代を圧縮することができます。
・晴れの日を利用して浴室乾燥機は最小限に
浴室乾燥機は、洗濯にかかわるお金の中で最も大きなコストがかかります。晴れの日はなるべく外に干すようにし、どうしても使わなければならない場面でのみ浴室乾燥機を使うことが節約につながります。
以上、洗濯にまつわるお金のことと節約のコツについて紹介しました。毎日かかるコストだからこそ、この際に節約を考えたいですね!
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