年金手帳は無くしても平気? 年金手帳の必要性と再交付の手順

年金手帳の必要性と再交付について紹介します。

どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。この間、引っ越しをした際にふと「年金手帳がない!」と言うことに気付きました。私は自営業者なので、自分で保管していたはずなのですが、どうも見つかりません。そもそも年金手帳って必要なの?と思いつつも、再交付の手続きをしました。そこで今回は、年金手帳の必要性と再交付の手順について詳しく紹介します。

 

年金手帳とは?

年金手帳とは、国民年金に加入している人に1人1冊交付されている、基礎年金番号が記載された手帳のことです。基礎年金番号は、一生涯変わることがなく、年金に関わる手続きで使用します。年代に応じて、オレンジや青などカラーが違います。サラリーマンの場合には、会社で預かってもらっているケースもありますが、基本的には個人情報なので、自分で大切に保管するのが普通です。

 

年金手帳を無くしたら再交付するべき?

年金手帳は、普段使う場面がほぼありません。ですから、正直なところ無くなってもすぐに困ることはないかも知れません。年金手帳を使う場面として挙げられるのが「就職」や「転職」をする時です。会社は、従業員の基礎年金番号を把握する必要があるため、新卒採用や中途採用したタイミングで従業員に年金手帳の提出を求めます。その際に、年金手帳が手元にないと提出できないため、紛失した場合には再交付をしておく必要があります。

最近では、年金手帳とマイナンバーが紐づけされており、今後は年金手帳の役割も無くなっていく可能性が考えられます。実際、日本年金機構のHPを見ると、「既に年金を受給されている方は、年金証書が手もとに有れば、年金手帳は必要ありません。」と書かれており、年金受給者は必要ないようです。ですが、今のところ年金手帳は、就職や転職などの場面で必要となるので、まだ働いている人は常に手元に置いておく、もしくは会社に正しく預かってもらうようにしましょう。

 

 

年金手帳を再交付する手順

年金手帳を紛失したと思ったら、まずは再交付の手続きを進めていきましょう。サラリーマンなどは会社に預けている可能性があるので、手続きをする前に確認する必要があります。手続き先は、自営業やサラリーマンなどでそれぞれ異なります。

・第1号被保険者(自営業や学生など)→役所の年金担当窓口
・第2号被保険者(サラリーマンなど)→勤務先の担当
・第3号被保険者(第2号に扶養されている主婦など)→配偶者の勤務先の担当

自営業や学生などは、市役所などに出向いて年金手帳を紛失した旨を伝えましょう。サラリーマンやその配偶者は、勤務先に問い合わせます。いずれもそこを経由して年金事務所に問い合わせるため、再交付された年金手帳が手元に届くまで数週間~1ヶ月程度要します。就職や転職を控えている場合には、前もって申請しておくようにしましょう。

 

年金手帳をすぐに再交付してほしい場合

役所や勤務先を介さずに、すぐにでも年金手帳を再発行してほしいという場合には、直接、年金事務所に出向くという方法があります。身分証明書を持参し、基礎年金番号が分かれば即日交付してもらえます。ただし、日本年金機構のHPには「緊急性の高いもの」に限ると書いてあり、原則は近くの窓口に申請して郵送で送られてくるのを待つのが基本な様子。転職先ですぐにでも提出を求められているなどのケースでは、直接年金事務所に出向いて申請すると良いでしょう。なお、再交付にあたって手数料などはかかりません。

 

以上、年金手帳の必要性と再交付の手順について紹介しました。基礎年金番号が記載されているだけの年金手帳は、今後ますます必要性は少なくなっていくかもしれませんが、紛失した際にはすぐに申請しておくようにしましょう。

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