1日あたりの風呂にかかるコストは? 風呂代節約のコツ

1日あたりにかかるお風呂のコストについて紹介します。

どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。突然ですが、皆さんはお風呂好きですか? 自分を清潔に保つためにも、1日の疲れを取るためにも、お風呂は至福の時間という人は多いですよね。それでは、お風呂にかかる水道代やガス代などのコストがどれくらいかかるかご存知ですか。前回の記事では、洗濯にかかるコストについて詳しく紹介しましたが、今回はお風呂にかかるコストを紹介します。

 

風呂にかかるコスト一覧

お風呂を利用するにあたってかかってくるコストをまとめました。

・お湯をためる水道代

お風呂のサイズなどにもよりますが、一般的な浴槽は、だいたい約200リットルの水が入ります。東京都の場合、1リットルあたりにかかる水道代は、約0.3円ですから、1回お湯をためるのに約60円の水道代がかかる計算となります。もし毎日お湯を張り替えるとすれば、単純計算で月2,000円弱の水道代がかかることになりますから、バカになりませんよね。

・シャワー代

お風呂はシャワー派!という人や、お湯をためつつ身体を洗うのはシャワーを使うという人は、シャワー代も考える必要があります。シャワーはものによりますが、1分の使用で約12リットルが排出されると言われています。同じく1リットルあたりの水道代を0.3円と仮定すると、シャワー1分あたりの水道代は3.6円となる計算です。だいたい平均的な10分間の使用で36円ですね。もしシャワーを15分使うと約180リットルが流れることとなり、浴槽にお湯をはるのと同じくらいの水道代がかかります。

 

 

・給湯のためのガス代

お風呂に入る上でかかってくるコストは、水道代だけではありません。水を温めてお湯にする際に、ガス代が発生します。そして、実は水道代よりもガス代の方が高いのです。ガス代の考え方は、基本的には1度上昇させるために約3円かかるイメージです。ですから、もともと温まりやすい気温の高い夏などはガス代が低く、寒い冬はガス代が高くなります。ザックリ算出すると、200リットルのお湯を温めるのに約80円かかると思っておきましょう。なお、追い炊きをする場合は約90円かかると考えましょう。また、シャワーは1分あたり約6円のガス代がかかります。

・換気扇にかかる電気代

お風呂は湿気がたまりやすい場所なので、入浴後は必ず換気扇を回しているという人もいるでしょう。実は換気扇は、そこまで電気代がかからないと言われています。仮に24時間つけっぱなしにしていても、電気代は約5~7円です。

・ボディソープやシャンプー代

ボディソープやシャンプー代もお風呂にかかるコストの一つです。これについては、人によって使っているものが異なるので一概には言えませんが、だいたい毎回2~3プッシュで1ヶ月半~2ヶ月くらい持つのが普通です。500円のボディソープやシャンプーなら、1日あたりにかかるコストは、10円程度ということになりますね。ほかにも、石鹸を愛用している人やリンスを使っている人などでかかってくるコストは異なります。また、入浴剤を使う人もいるでしょう。たとえば入浴剤の定番であるバブなら、1個あたり30~40円程度かかります。

 

1回あたりのお風呂にかかるコスト

以上の点から、1回あたりのお風呂にかかるコストについては以下のようになります。ここではシャワーを10分間利用すると仮定して算出、換気扇24時間、ボディソープとシャンプーで1回20円かかるものとします。ケースによって水道光熱費の総額が異なってきますね。

・お湯をはって浴槽のお湯で体を洗う場合→約165円
・お湯をはってシャワーで体を洗う場合→約261円
・シャワーだけを利用する場合→約121円
・追い炊きして浴槽のお湯で体を洗う場合→約115円
・追い炊きしてシャワーで体を洗う場合→約211円

 

 

シャワー派と湯船に浸かる派の違い

シャワーだけで済ませる派と、湯船のお湯だけで体を洗って浸かる派がいると思います。どちらが水道代を節約できるのか、という問いですが、15分を一つの目安にすると良いでしょう。15分以上シャワーを利用するのであれば、毎回浴槽のお湯で体を洗うよりも水道代がかかることになります。ただし、湯船に浸かる派の人の中には、体を洗うときはシャワーを使うという人もいると思うので、その場合はシャワーと湯船とでダブルで水道代がかかるので注意です。

 

銭湯派と自宅派の違い

自宅でお風呂に入る以外にも、銭湯などへ行って入浴するという手段もあります。一般的に、ただ入浴施設だけを備えた銭湯は、都道府県によって差がありますが、300~500円程度が相場となっています。入浴施設に加えて、マンガが完備されていたり休憩どころがあったりするスーパー銭湯などは、1000円近くするところもあります。自宅で入ると、100~200円で済みますから、断然お得ですよね。ただし銭湯だけを利用している人なら、シャンプーなどの消耗品や風呂掃除などが不要なので、その点を含めるともし銭湯が300円程度のところで、2日に1回とかならそう大差は生まれないかもしれません。

 

 

風呂代節約のコツ

一日あたり100~200円程度かかるお風呂代を節約するためのコツとして5つ紹介します。

①残り湯は洗濯機に再利用する

洗濯も家庭における水道代の中で割と大きなウエイトを占めます。その洗濯に、お風呂の残り湯を再利用することによって、水道代を圧縮することができるでしょう。なお、洗濯機の中には対応していないものもあるので注意が必要です。

②一人暮らしならお湯は2~3日使える

私は一度ためたお湯を2~3日そのままにし、追い炊き機能を使っています。お湯をためるのに約60円、追い炊き機能は約10円ですから、追い炊きを利用すれば約50円のコストカットをできます。家族など大人数で使う場合にはなかなかそういうわけにもいかないと思いますが。

③浴槽にペットボトルを入れて水かさを増す

浴槽に水の入れたペットボトルを入れることで、水のかさを増すことができます。毎日200リットルのお湯を入れているところを、150リットルに削減できれば、1回あたり15円程度の削減になります。お湯を少なめにして、半身浴で温まるというのも一つの手かもしれませんね。

④設定温度を低くする

ガス代というのは、1度温めるごとに高額になっていくものです。したがって、設定温度を低めにすることによって、ガス代の節約ができます。少しぬるめにして、長く浸かることで体も温めることができるでしょう。

⑤風呂掃除のコストにも要注意

今回紹介したお風呂にかかるコストには、風呂掃除のコストを入れていません。お風呂掃除には、シャワーを流したりお風呂掃除用の洗剤を使ったりと、意外なコストがかかります。掃除の頻度などにもよりますが、こうしたコストが発生することも念頭に入れておきましょう。

 

以上、日常生活で欠かせないお風呂にかかるコストについて紹介しました。お風呂は、水道代とガス代ともに、生活するうえでも大きなコストとなります。その内訳をよく理解して、賢く節約していきましょう。

2件のコメント

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です