【新築日記】確認申請後の間取り変更で引渡し延長に

私が体験した、確認申請後の間取り変更について書きます。

どうも、シャチ公です。私は先日、マイホームを購入したのですが、その際に納得いくまで何度も間取り変更をしました。特に印象的なのが、確認申請後の間取り変更です。そこで今回は、私の経験をもとに、注文住宅における確認申請後の間取り変更について書き綴ります。

 

確認申請とは?

確認申請とは、簡単に言うと、新築の着工をする前に、建築基準法に適合しているかどうかについて、図面などを行政や検査機関に提出することです。確認申請は建築主とされる建設業者が行うのが一般的です。二階建ての木造住宅の場合、確認申請には費用と時間がかかり、これが通らないと着工することができません。なお、確認申請は、家を建てる時だけでなく、間取りが大きく変わるようなリフォームや増築時にも必要となります。この確認申請通りに建築が行われているか、役所が中間検査と完了検査を行います。

 

 

確認申請後の間取り変更

確認申請が通って初めて着工できるわけですが、私の場合、確認申請を出してしまった後に、間取り変更したい必要が出てきました。家族と相談した結果、大きく間取りを変更したいと考えたわけです。当然ながら、既に確認申請を出してしまっていると知っていたので、建築業者になかなか言いづらかったですが。けれどもいざ話してみると、「せっかく変更するなら焦らず、じっくり改めて考えましょう!」と言ってくださいました。そこで一旦、確認申請を取り下げて、再度間取りを熟考していくことになりました。

実際、1カ月程度引渡しの納期が延びてしまいましたが、特に焦っていませんでしたし、満足のいく間取りにできて結果的に良かったと思っています。なお、費用の面では、再設計のためデザイナー支払う費用と、確認申請を再度出すための費用として、およそ50万円程度かかることになりました。ただ、私の場合、間取りを変更して床面積が少し減ったので、金銭的な負担はほぼ出ませんでしたが。何より、担当の人があまり嫌な顔をせずに話を聞いてくれたのがとても有難かったです。

 

確認申請後の変更によるデメリット

当然ながら、確認申請は時間もお金もかかるもの。できれば、確認申請前に間取りの調整などはきちんと行いたいものです。それでも変更する必要が出てきたとき、確認申請後の変更にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。確認申請後の変更によるデメリットとして、大きく3つ挙げられます。

・再申請にお金がかかる

確認申請には、実は多額なお金が必要となります。申請費用自体は数万円ですが、書類作成費などを含めると、業者に支払うのは20~25万円程度が相場とされています。間取りを再度デザインしてもらうとなると更に費用が発生することになります。大きな買い物である家の価格からすれば小さく感じますが、決して少ない負担ではないのでよく考える必要があります。

・引き渡しなど納期がずれ込む

確認申請には、二階建て木造住宅の場合で約1週間、それ以上の住宅の場合で約3週間ほどかかります。一度出した申請を取り下げて、再度申請を出すことによって、倍の時間がかかることになります。そのため、着工の日付がずれ込むだけでなく、最終的な引渡しもずれ込みます。当初の計画が延長することになるため、確認申請を取り下げることになる場合にはよく検討しましょう。

・業者に迷惑がかかる

私の場合、間取りの変更を提案したときに嫌な顔をされませんでしたが、材料調達などがすでに始まってからでは結構な迷惑が掛かります。お金の面はOKでも、業者に対する迷惑を考えて、間取り変更希望を伝えられないという人も多いようです。それでも、せっかくの注文住宅で納得のいくような家にしたい場合は妥協せず、頭を下げて伝えるのが良いといえます。よっぽど酷い業者でなければ、こういったケースは無い話ではなく、対応してくれると思います。

 

 

納得いくまで検討を!

私の個人的な見解からいえば、注文住宅なら納得いくまで検討すべきと思います。当然ながら、間取りの吟味というのは確認申請を出す前にきちんと行いたいものですが、どうしても確認申請後に間取り変更をしたくなったら、遠慮なく伝えるのが将来のためといえます。費用の面や業者への迷惑の面など、様々なことを考えると気が引けますが、これから長く住む自分の住宅のことです。一瞬の負担や恥を覚悟しても、将来の利益のために勇気を出すことも必要といえるでしょう。

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