お金の教育の重要性について書き綴っています。
どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。私は大学時代、奨学金を借りていました。社会人になった今、その奨学金を毎月返済している最中です。しかし、FPの資格を取るにあたってお金の勉強をした時に、「奨学金が借金と同じもの」ということを誰も教えてくれなかったな、とふと思いました。今日は、それを議題に考察日記を書いていきたいと思います。あくまで個人的見解です。
お金に無知だと損をする
私がファイナンシャルプランナーの資格を取った理由の一つは、「お金に無知だと損をする」と思ったからです。株などを始めてマネー誌を読み始めた時に「お金のことで知らないことがたくさんあるな」と思ったのがキッカケです。税金とか保険とか、人が生きていく上でとても重要なことのはずなのに、詳しく教えてもらったことがなかったな、と。
いやいや、お金についての知識なんてあっても別に役に立たないでしょ、と思われる方もいるかもしれません。しかし実際、住宅ローンの返済方法や退職金の受け取り方法など、知らないだけで数百万単位で損をすることもあるのです。国や自治体が用意している「給付金」なんかもその例です。給付金の対象者になっていても、自動的にお金がもらえることはまずありません。自分でそれを調べ、自分から積極的に申請しなければもらうことができないのですから。知らなければ、損をするのは本当です。
奨学金は借金か?
奨学金は、その名前こそ立派なものに感じますが、ふたを開けてみれば、借金と同じことです。一応、給付型の奨学金といってもらえるタイプのものもありますが、成績や家庭の事情などを条件としていることが多く、一般に奨学金というと将来返さなくてはなりません。当然、消費者金融のように高い利率を設定しているわけではありませんが、大学卒業後に長い時間をかけて返す必要のあるお金です。とはいえ、大学の入学金や授業料は相当高く、小さい内から貯蓄をしていた家庭でもなければなかなか支払えず、やむを得ず奨学金を利用する家庭も多くあります。
私の家庭は、両親ともにお金に詳しくなく、奨学金を借りるときも私自身、深く考えませんでした。「社会人になったら給料が入るから返せるだろう」とか安易な気持ちで、申し込みを行いました。でも私が社会人になった頃、よくニュースで奨学金地獄!とかが取りざたされるようになり、初めて「奨学金は借金で、なかなかヤバいものだったんだ!」と自覚しました。現に、社会人の友人でも奨学金を借りなきゃよかった、とか、毎月の返済が大きな負担になっている、という人が多くいます。
別にこれは、奨学金は悪いものだ!使うべきではない!と言っているのではありません。現に私の家庭でも、奨学金が無ければ大学に通えたかどうかも分かりません。ただ、奨学金が借金であると事前に知っていたら、もう少し慎重に考え、行動していたかもしれない、と思うのです。もちろん、奨学金を受けるときにきちんと調べなかった自分に多大なる非があるし、教えてくれなかった親や大学を責めるつもりもありません。でも、少しでもお金について詳しければ、別の選択もできたなと思ったわけです。
家族で考えたいお金のこと
お金の話って、なかなか家族でしませんよね。日本人は何となく昔から「お金は汚いもの」というイメージが植え付けられているのか、表立って話すことを嫌います。でも、お金のことこそ、大人になって知らないと損をするわけで、子供の時から教えておくべきだと思うんですよね。正直、学校で授業に組み込んでも良いとすら、思います。中学の公民とか高校の政治経済とかで、うっすら銀行の役割などを習った記憶はありますが、奨学金は借金だ!とか住宅ローンはこんなに利息を払うんだ!とかは教えてくれません。重要なはずなのに。
ただし、お金というのは、ライフプランに最もかかわりが深いことでもあります。ケースバイケースという言い方が良いと思いますが、お金についての考え方って人によってかなり違いますし、家庭によっても違うわけですよね。一概に学校教育で取り入れるのが難しい理由の一つかもしれません。「奨学金は借金だ!だから絶対借りるな!」という家庭もあるし、「奨学金は借金だ!それを返せるくらい立派な大人になろう!」という家庭もある。お金への姿勢や態度は、きわめて個別具体的なものだと思うのです。だからこそ、学校とかそういう場よりも、家庭での教育が重要なんだな、と私は思います。お金の話を子供に教えることが出来れば、将来損をしない人に育てることができるかもしれません。もちろん、お金の教育をしないという家庭があってもそれは非難すべきことではありませんが、少なくとも私は次の世代へきっちり教えていきたいと考えています。
以上、お金の教育に関する日記を書き綴りました。私の個人的な意見にまみれていて恐縮ですが、同じ思いを抱いている人は意外に多いのでは、と思います。私はファイナンシャルプランナーとして、少しでも多くの方のお役に立てればと思い、このブログでお金にまつわる記事を多く書いています。お時間があれば、他の記事も見ていってくださいね!
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