スマホゲームに課金する前に読んでおきたいことをまとめました。
どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。今回は、課金してはいけないと分かっていても、スマホゲームに課金してしまう人へ向けた記事になります。お金のプロであるファイナンシャルプランナーとして、節約のお手伝いになるか分かりませんが、課金をやめたいと思っている人の力になれれば幸いです。
課金は悪いことなのか?
スマホゲームに課金をすることは、決して悪いことではありません。娯楽に対して対価を支払っている訳で、楽しめれば何の問題もありません。実際、私だって毎月いくらと決めてスマホゲームに課金しています。しかし、節約したいのに課金してしまう人や、課金してはいけないと家族から言われているのに守れない人は、少し意識を変える必要があるかもしれません。今回は、ファイナンシャルプランナーとして、課金をやめられない人向けに記事を書いていきたいと思います。
この記事を読んでいるということは、「できれば課金したくないけど、どうしても課金をしてしまう」という人が多いのでしょう。そこで、課金をする前に読んでおきたい5つのことを紹介します。ぜひとも、これを見て、課金をする前によく考えてもらえたらと思います。
課金する前に読んでおきたい5つのこと
スマホゲームに課金する前に読んでおきたい5つのことをまとめました。
①海外では換金性の高いゲームもある
日本では、スマホゲームなどで換金性の高い景品を提供することなどが認められていません。確かに、ゲームで得たアイテムなどはゲーム内でのみ使用可能で、それを現金化したりすることはできませんよね。実際、ゲームデータを取引することが賭博に当たるのではないかと国が指摘したこともあり、換金性の高いゲームは原則として存在しません。一方、海外には、カジノのように換金性の高いゲームも存在します。トークンと呼ばれる仮想通貨のようなものをゲーム内でゲットでき、それを売買することで現金を得ることができるような仕組みもあります。現状の日本では、ゲームデータやゲーム内のアイテムは、仮に課金しても換金することはできない、見方によっては不公平なシステムなのです。
②データにお金を費やしていることを理解する
スマホゲームをしない人や課金を一切しない無課金ユーザーによく言われるのが、「それ結局データじゃん」という言葉です。課金したことがある人なら、一度は言われたことがあるでしょう。全くその通りで、あなたが課金したのはデータに対してです。先ほど説明した通り、日本では換金することができない不可逆的なもので、しかもデータの所有権は原則としてゲーム会社にあります。たとえば課金して得たアイテムは、あくまでゲーム内でのみ使えるものですから、いざというときに別のところへ引き出したり換金したりすることはできません。このように、データは確かに存在するものではありますが、とても狭い範囲のしかも流動性の低いものに課金しているのだと自覚する必要があります。
③自身の時給に換算してボーダーを決める
突然ですが、あなたは仕事をしていますか? もし仕事をしておらず、自身でお金を稼いでいないというのであれば、一刻も早くスマホゲームへの課金をやめるべきです。仕事をしているという人は、自身の時給に換算して考えてみましょう。あなたがこれからしようとしている課金は、どれだけ働けば得られるものでしょうか? たいていの人は、1万円稼ぐのに半日~1日かかります。ゲームのデータに対して、自身が一生懸命汗水たらして働いたお金を使うのは果たして正解でしょうか? あなたがこの課金をやめたら、どれだけ美味しい夕食が食べられるでしょうか? そのように考えると、すぐに課金へのボタンを押すことなく、一度冷静になれます。何も考えず、思考停止で課金ボタンを押すのではなく、ひと呼吸おいてこのようなお金の換算をするように心がけると良いでしょう。
④やめるリスクを想像する
スマホゲームと言えど、永遠ではありません。パズドラとかツムツムとか確かに長い間生き残っているものもありますが、結構廃れていってプレイ人数が大幅に減っているゲームも多いです。その時は、時代の流れに乗ったり周りの人がやっていたりして、課金したくなるかも知れませんが、未来のことをふと考えてみましょう。1年後もそのゲームをやっていると胸を張って言えますか? 恐らく、「もしかしたらやめているかもしれない」と思う人が少なくないかと思います。そう、スマホゲームにはやめるリスクがあります。そして、いずれやめるスマホゲームに課金するということは・・・。一時の娯楽は享受できるかもしれませんが、将来への投資という意味では全くの無価値であるということを覚えておきましょう。
⑤突然の倒産リスクも考える
滅多にないことですが、絶対にないと言い切れないのが、スマホゲームの運営会社の倒産リスクです。実際、スマホゲームというのは激戦区でもあり、1発当てれば大きいものの、後発がない場合や収益性の低いものを連発してしまった場合などは、会社の経営が苦しくなることもあります。そうなると、やむを得ず倒産するリスクもあります。そんなことになったら、あなたが大事に育てたゲームのデータは一瞬にして吹き飛びます。なぜなら、会社側に所有権があったからですね。たとえば、スイッチのソフトを購入して家で遊んだとして、仮に任天堂が倒産するようなことがあっても、スイッチのゲームは基本的に壊れるまで遊べます。これは、スイッチを購入した段階で所有権が自分のものになったからです。しかし、スマホゲームはそういうわけにはいきません。恐ろしくないですか?
それでもやめられないあなたへ
以上、5つのことを紹介しましたが、それでもやめられそうにない人は、ちょっと心配です。スマホゲームの課金は、電話料金と一緒に支払う方法やクレジットカードで支払う方法など、後払いのことが多いです。それゆえ、自身の支払い能力に見合わない課金をしてしまうこともあります。そして当然ながら、借金をしてまで課金するのは言語道断です。一時の感情に流されて、将来の信頼までも失うことになりかねません。ここまで来てしまった、自分ではどうにもできない、というのであれば、家族や友人に相談しましょう。そしてそのうえで、スマホを貸して、データをきっぱり削除してもらいましょう。ここまで来ると、自分でどうにかするのは困難ですからね。さすがに、大事に課金してきたデータを消すのは躊躇するかもしれませんが、将来の損失を考えると今すぐ判断すべきです。
課金をやめにしたい!と思っている人のストッパーになったかは分かりませんが、もし、課金することに罪悪感があり、節約したいと思っているのであれば、ぜひ今回紹介したことを思い出してストッパーになれば嬉しいです。当ブログでは、他にもファイナンシャルプランナーである私が、お金にまつわる記事を多くアップしています。節約に関する記事も多いので、ぜひ参考にしてみてくださいね。もし毎月1万円ずつスマホゲームに課金する余裕があるなら、つみたてNISAとかにゲーム感覚で資産運用する方がよっぽど将来のためですよw
1件のコメント