いま改めて考えたい!会社員であることのメリットとデメリットとは? 

会社員であることのメリットとデメリットとは?

どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。私はフリーランスをしていますが、最近サラリーマンをやっている後輩から、独立したいという相談を受けました。今の会社に将来性が感じられない、自分で何かをやってみたい、というのです。このように、働き方改革の推進や働き方の多様化で、今一度自分の働き方を見つめ直したいという人が増えています。そこで今回は、会社員であることのメリットとデメリットについてまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

 

会社員のメリット

会社員には、個人事業主に比べていくつものメリットがありますが、大きく代表的なものとして4つ紹介します。

・収入が安定している

サラリーマンのメリットは、何といっても収入が安定している点です。出勤して仕事をこなせば、毎月お給料をもらうことができます。たとえば八百屋などの個人事業主は、その日の収入が決まっているわけではありませんし、自分が休めば収入はゼロになってしまいます。また、個人事業主にはない退職金がある会社もあります。最近は退職金を導入する企業も減り、終身雇用を取らない企業も増えてきていますが、こうした長期勤務によるメリットも見逃せません。

・労働時間や休日、手当などが規則で定められている

労働時間や休日など、就業規則で定められているのもメリットです。自営業は、自身で働く時間などを決められる分、一生懸命働かなければ収入を得ることができません。もしその日の売上が悪くて残業したとしても、手当が出るわけではありません。それに対して、会社員には規則が儲けられているため、残業や休日出勤などイレギュラーに対してもきちんと給与が支払われます。時間外手当や休日数の保証は、個人事業主にはないメリットです。また、個人事業主にはない有給休暇や福利厚生があるのも魅力といえます。

・ローンなどの審査が通りやすく信頼度が高い

会社員と個人事業主では、信頼度が大きく違うといわれています。銀行からお金を借りようとしても、収入の安定していない個人事業主ではなかなか審査が下りないこともあります。会社員は、所属している会社の力があるため、住宅ローンやカーローンなどの審査も通りやすいです。自身が勤めている企業や肩書きがそのまま信頼度に直結するのは、会社員ならではのメリットといえます。

・社会保険料の一部を会社が負担してくれる

給料の安定や退職金以外で、金銭的なメリットを挙げるとすれば、社会保険料です。個人事業主は自分で保険に入らなくてはならず、保障が充分でないこともありますが、会社員なら所属する会社の給料から自動的に天引きされることが多く、しかも社会保険料の一部を会社が負担してくれます。働いているときはその恩恵をあまり感じることはないかも知れませんが、万が一の時や定年後に手厚い保障があるのは会社員のメリットということができるでしょう。

 

 

会社員のデメリット

会社員は個人事業主などに比べてメリットは多い一方、意外なデメリットもあります。

・能力給でない限り収入増の期待ができない

会社員は、給料が安定している反面、急激な収入増も期待できません。要するに、下限が決まっている代わりに上限も決まっている、という訳です。能力給の企業であれば別ですが、そうでない限り、出世する以外に給料アップの道はありません。仕事量や能力に見合った評価がもらえないこともあるため、その点に不満を持つ人も多いようです。

・仕事上の自由度が少ない

会社という組織に属している以上、基本的に勝手をすることは許されず、その点で仕事上の自由度は少ないといえます。業種や地位によっては、やりたいようにやれる人もいるかもしれませんが、基本的には雇われている身ですから、出勤時間にしろ社内規則にしろ、拘束されている立場であることは変わりありません。また、個人事業主として独立したり、サラリーマンを辞めて脱サラし起業したりした人の中には、通勤電車が嫌だったという人も多いと聞きます。

・倒産やリストラのリスクがある

会社員は、個人事業主より安定している!と言われますが、必ずしもそうではありません。企業には、倒産やリストラのリスクがあります。滅多にないことではありますが、実際私の友人にも、所属している会社が不祥事を起こし、突然厳しい状況に置かれるという体験をした人がいます。絶対に安全、という考え方は持たない方が良いでしょう。

 

 

会社員と自営業どちらが良いか?

最近の働き方の多様化に伴い、フリーランスなど個人事業主として活躍する人も目立つようになりました。確かに、自営業は働き方も自由で何かに縛られないという意味で魅力に感じる人も多いでしょう。現にこの記事を書いている私も、ライターとして独立しています。しかし、会社員に比べると保障や退職金などの面では劣っており、一概にどちらが良いかと言えるものではありません。その人にはどの人にとってふさわしい働き方があります。自分に合った働き方ができることが一番幸せなことだと思います。どちらが自分に合っているか考えている人や、現在サラリーマンで独立を考えている人は、今回紹介したメリットやデメリットをよく吟味したうえで、決断するようにしてみてください。

当ブログでは、他にもお金にまつわる記事を中心にたくさんのテーマをアップしています。時間がありましたら、是非他の記事もご覧になっていってくださいね!

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