サブスクリプションのデメリットについてです。
どうも、ファイナンシャルプランナーのシャチ公です。最近よく耳にするようになった「サブスクリプション」。便利なシステムなので、知らずに利用している人も多いと思います。しかし実は、サブスクリプションにもいくつかのデメリットがあるのです。そこで今回は、サブスクリプションについて、メリットやデメリットを紹介したいと思います。
サブスクリプションとは?
サブスクリプションとは、サービスや商品について、回数ではなく一定期間に対して料金を課す契約のことです。イメージとしては、音楽や動画配信サービスの定額料金や、1ヶ月間ジム利用し放題などの契約を指します。従量制ではないので、利用者としては定額で安心してサービスを受けらられる反面、企業側としても安定した収益を得られるというメリットがあります。
身近なところで言えばAmazonプライムなど、これまでも定額サービスは多々ありましたが、サブスクリプションという名称で急激に普及したのが2018年で、それ以降は多くのサービスで導入されています。特に衝撃的だったのが、トヨタが導入した車のサブスクリプションサービスです。月額料金を払うことで、定期的に自分の乗りたい車を選べるサービスで、これまでネットの定額サービスで多かったサブスクリプションも、様々なところで見かけるようになりました。サブスクリプションに関する書籍も販売され、注目されました。
サブスクリプションにはどんなサービスがある?
サブスクリプションの代表的なサービスは以下の通りです。これ以外にも、サブスクリプションが導入されている業界は多岐に渡ります。今後も、定額制サービスは増えていくものと考えられています。
・音楽配信サービス
・コーヒーやお酒の飲み放題サービス
・衣服のレンタルサービス
・食事の定期配送サービス
・家具や家電のレンタルサービス
・会員制スーパーやネット通販サービス
サブスクリプションのメリット
そんなサブスクリプションですが、利用者側にも企業側にもメリットがあります。今回は、利用者側のメリットとして、大きく3つ挙げていきます。
・従量制よりもお得に設定されている
従量制とは、使った分に応じてその都度課金をする制度です。サブスクリプションでは、ふつうその従量制よりもお得に価格設定されています。店側としては、長期的に利用してもらう戦略ですが、利用者にとっても「まとめ買い」感覚でお得を享受できます。そのサービスを長く続ける見込みのある人は、使わない手はありません。
・モノを購入しないのでゴミにならない
要らないものを買ってしまって、処分に困るという経験は多くの人があるでしょう。サブスクリプションの中には、レンタルを基本としているサービスも多く、車や洋服、時計など月額料金で借りることができます。使いたいときに借りるという生活をしていれば、モノを家に蓄積することがなく、環境にも優しいですね。
・初期コストを抑えられる
今や、車や電化製品にも取り入れられているサブスクリプション。本来、購入するには多額のお金が必要なこれらの商品も、定額料金で利用すれば、初期コストを大幅に抑えることが可能です。ローンなどと違い、あくまでレンタルなので、最終的に自分のモノにはなりませんが、まとまったお金がない場合には重宝します。
サブスクリプションのデメリット
メリットが多いように見えるサブスクリプションですが、実は盲点というか、意外なデメリットがあります。こちらも、利用者側のデメリットとして、大きく3つ挙げます。
・自動更新を忘れて思わぬ損失となることがある
サブスクリプションを利用するうえで特に注意したいのが、自動更新です。自動更新されることを忘れていると、利用しなかったとしても料金だけ取られてしまいます。特に、年会費は1年に1回の支払いで良いため、忘れてしまうと高額な請求が立っている、なんてことにもなります。サブスクリプションを利用する際には、必ず把握しておきましょう。
・従量制の方がお得になることもある
「一ヶ月使い放題」「いつでも利用できる」などという謳い文句に誘惑され、つい利用したくなってしまうサブスクリプションですが、そもそもそんなに使う頻度が高くない人や、一つのモノにこだわる人にとっては、かえってサブスクリプションの方が高くなることもあります。お得に利用したいのであれば、あくまで必要な分だけ、というのを意識して、従量制と定額制どちらが自分に向いているのかをよく吟味しましょう。
・利用しすぎると固定費となって家計を圧迫する
サブスクリプションがビジネスとして優れているのは、これまで変動費として考えられていた家計のお金を、定額にすることで固定費として使わせることです。固定費になると、「削りたくても削れない」という思考が働き、なかなか解約しにくくなるものです。サブスクリプションばかり便利だからと利用していると、月々の固定費が家計を圧迫することがあります。節約する際には、バッサリと決断することも大切です。
以上、サブスクリプションのメリットとデメリットについて紹介しました。定額制は確かに便利ではありますが、一方で正しく使わないとかえって損になることもあります。性質をよく理解したうえで、お得に活用していきましょう。当ブログでは、他にもお金にまつわるお得情報を多く紹介しています。ぜひ合わせて参考にしてみてくださいね!
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